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パソコンつけっぱなしのデメリットとメリットと寿命の話

エンタメ

皆さんはパソコンを利用して使い終わった時、電源を「シャットダウン」しますか?
それとも、「休止状態」や「スリープ」にしますか?

パソコンのつけっぱなしは電気代がかかるというデメリットを思いつきやすいですが、それ以外にもデメリットやメリットがあります。

電源オフかつけっぱなしかは、議論が分かれるところですが、私の見解を書きたいと思います。

Macの場合はこちらを参考に

結論だけ先に言ってしまうと、どちらが正解とかなく「時と場合による」になります。
それぞれ、メリット、デメリットを紹介していきます。

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つけっぱなしのメリット

まずは、つけっぱなしのメリットを紹介したいと思います。
とはいえ、メリットと感じるか感じないかはあなた次第でもあるわけですけども・・・・

すぐに作業開始できる

パソコンの電源が常についているということで、思い立ったらすぐに作業できます。
スペックや構成によって変わりますが、シャットダウン時から起動するまでには以下のような時間がかかります。

  • HDD早くて1分
  • SSD早くて30秒

直ぐにメールの返信をしたいや作業に取り掛かりたい場合はこの時間が長く感じる・・・

また、スタートアップ時に稼働するアプリケーションの数によっては起動してから使い始めるまでにさらに時間がかかることもあります。

DiscordやTimes、OneDriveなどなど・・・最近は常駐するアプリケーションも多いです。

特にAdobe系のソフトなどは初期起動時に読み込むファイルが多かったりする。
Creative Cloudの場合はマシなんだろうか私は使てないので分からないですが・・・・

スケジュール機能をうまく使えば利便性が上がる

Windows、MacにかかわらずOSには、必ずアップデートがあります。ほかにも、バックアップを作成したり、ウイルススキャンを行ったりと。

このような作業はパソコンのリソース(メモリやCPU)を使います。また、バックアップの作成などは時間がかかることも・・・

アップデートやバックアップの作成、ウイルススキャンを仕事や普段の使わない時間に実行するようにスケジュール調整すれば、仕事や普段使いには支障なく最新の状態で利用できます。

アップデート時の再起動に注意

常につけっぱなしにしておくと、ついつい保存することを忘れがちになります。作成中のファイルを保存せずそのまま、放置して、アップデート後の再起動で作業が無駄になったなってことにならないように

離れた場所でもアクセスできる

移動の多い人にしかメリットがないかもしれませんが、Windowsには、リモートデスクトップという機能があります。リモートでアクセスするソフトもたくさんあります。

重要なファイルが自宅のパソコンにしか置いてない、なんてことになっても、リモート接続できるようにしておけばOK

流石に、リモート接続できるソフトでも電源がオフのパソコンにはアクセスできませんからね。
この辺りはクラウドサービスを利用することで解決する場合が多い。

普段からクラウドサービスを利用する

重要なファイルだったり移動が多い人はクラウドサービスを利用して、重要はファイルをクラウド上においておけば、ネットにさえつながれば取り出すのは簡単です。

GoogleドライブやOneDriveなど探せばいくらでも出てきますので、無料・有料と自分にあったサービスを探してみてください。

HDDにはつけっぱなしのほうが寿命は延びる?

使い方次第ではありますが・・・

HDDを利用しているパソコンの場合、起動時に全てのプログラムを読み込みしますので、大きな負荷がかかります。なので、あまり電源のオン・オフを頻繁に行うと、物理的な故障の原因になったりします。

今時HDDがメインというPCは少ないですが、HDDはディスクが回転してます。スピンドルモーターってのがディスクを回転させているわけですが、電源が入っていない場合は停止しており、電源を入れることで、回転し始め、5400回転や7200回転まで上昇します。

電源のオン・オフ時に負担がかかるのは当たり前なわけですね。

HDDから異音がする場合はそのままデータをコピーすべし

電源をいれっぱなしのパソコンでHDDから異音がする場合、例えば、「カタカタ」や「ジー」と音がする場合は故障の前触れです。

この場合は、電源を落とさず、すぐさまデータのコピーを行いましょう。

電源を切ると二度と起動しなくなる場合があるので、繋がっているうちにデータの救出をしてください。

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けっぱなしのデメリット

今度はつけっぱなしによるデメリットを紹介したいと思います。

こちらも人によっては、デメリットではないのかもしれませんがね・・・

電気代がかかる

電気代がかかるとはいえ、ノートパソコンとデスクトップでは消費電力が大きく変わります。

デスクトップの消費電力は50wから150w程度(構成にもよる)で24時間つけっぱなしにすると1ヶ月の電気代は約800円~2500円程度かかります。

ノートパソコンの消費電力は20w~30w程度なので、1ヶ月の電気代は約300円から500円といったとことでしょうか。

しかし、電源をオフにしていば、いいのかというとそうでもない。パソコンは電源をオンにしたときが1番電力を消費します。なので、頻繁に電源をオンとオフを繰り返しているとさほど電気代に差は生まれません

あくまでも個人的な見解になりますが3時間以上、利用しないのであれば、電源オフにしたほうが電気代は節約できる気がします。逆に3時間以内に再度利用するというのであれば、電源はいれっぱなしのほうがいいですね。

負荷のかかる処理をしていると電気代はかかる

パソコンで負荷のかかる処理を行うとその分、電力を消費します。とくにデスクトップで高性能なグラフィックボードを使っていたり、最近はあまり聞かなくなりましたが、仮想通貨のマイニングなど行うと電力消費は跳ね上がります。
動画編集などしている人は書き出しの時に負荷かかるので通常利用より多少電気代がかかっているかもです。

パフォーマンスが落ちる

パソコンをつけっぱなしにしていると、どうしてもメモリ内にゴミが溜まります。
(ゴミとは物理的なホコリとかではありません。)

メモリはデータの一時保存するものなので、コピーや書き込み、ファイルアクセス、ファイル移動などのデータがメモリに溜まります。これらの一時データはあくまでも一時的なものなので、時が来れば消えます。また電源をオフにすればキレイさっぱり消えます。

しかし、量が多くなってくるとエラーを起こしたり動作が遅くなったりすることがあります。

いわゆる、「メモリーリーク」ってやつです。

この「メモリーリーク」はパソコンのメモリ搭載量が少ないほど顕著になります。

つけっぱなしの場合で動作が遅いと感じる場合は一度、再起動するとメモリ内の一時データは解放されます。

バグによるトラブル

メモリーリーク以外にも、まれに、スリープから復帰できないといったバグに遭遇したりします。
キーボードの入力を受けるけないとかフリーズしてたみたいなこともたまにあります。

その場合は再起動することになるので、なんのためにつけっぱなしにしてたのかとなりますよね・・・

熱による故障

パソコンが稼働していると常に熱を持っています。

基本的にはファンが回転し一定の温度内に保とうと動作しますが、パソコン内部に熱がこもるのは確かです。

パソコンは安全のため、一定の温度を超えると強制的にプログラムを停止させたり、電源をオフにするようになってますが、内部に熱がこもった状態が長く続くとパーツはその分劣化します。人間も長時間、サウナに入れないのと同じです。

どうしても、つけっぱなしにしなければならないというのであれば、冷却に気を付けましょう。

ファンを増設するや空冷から水冷に変えるなど。

うるさい

パソコンをつけっぱなし、特にデスクトップの場合、大きなファンが回転してますので回転音や電子ノイズは発生しています。

夜、寝るときに、ふと回転音や電子ノイズが気になると寝れなくなることも・・・・

ファンレスやSSDのパソコンの場合は静かかもしれませんが、電源を落としておいた方が静かな生活が送れます。

私は真っ暗じゃないと眠れないタイプの人間なので、モニターの電源LEDとかが気になったりします。・・・

寿命を延ばすコツ

ここからはパソコンの寿命の話を書きたいと思います。

パソコンの平均寿命は5年ほどといわれています。
これは、機械的な部分が壊れるといったことだけではなく、OSなどのソフト側でセキュリティの更新やサポートがされなくなることも含んでます。

例えば、Windows7は2020年1月までサポートされていました。Windows10は2025年10月にサポートが切れる予定です。
間にWindows8や8.1ってのがありましたけども・・・大体5年でソフトが一新され旧型の機械が見捨てられる傾向にあります。

先にも書きましたが、パソコンは経年劣化で故障することもあります。
電源をオンにしたときに負荷が掛かります。しかしつけっぱなしにしていても熱でパーツは劣化します。

私自身も、過去にデスクトップPCの電源スイッチが反応しなくなるという故障を経験してます。

極論を言えば、電源を入れずに置いておくのがいいわけですが、そんなわけにはいかないですよね。

なのでコツを紹介だけしておきます。

デスクトップとノートパソコンでは少々変わってくるので分けて紹介します。

※あくまでも個人的見解です。

パソコンは突発的に故障する場合があります。HDDやファンなど機械的な部分は使うたびに劣化します。これはどんな機械でもそうですよね。どんなに丁寧に利用していても、こればかりはしょうがないです。なので大事なデータはバックアップを取るなどHDDなど故障しても大丈夫なように対策するといいです。

デスクトップの場合

3時間以上パソコンから離れる場合は電源をオフ、またはスリープにする。

電源をいれっぱなしにせず夜はシャットダウンする。もし、夜中でも突然、仕事をしなければならないような状況にある人はパソコンの寿命の前にあなたの寿命を削ってますので、転職することを進めます。

パソコンケース内のホコリを掃除する。特にCPUやGPUについている放熱フィンの間にホコリがたまりやすいです。そうなると熱がこもるのでファンが冷却しようとさらに回転するという悪循環が生まれます。

OC(オーバークロック)をしない。OCは定格の最高値を上回る周波数で駆動させます。多少なりとも無理させているわけですから、寿命が縮みます。

ノートパソコンの場合

ノートパソコンの場合は、デスクトップにはない問題を抱えてます。それはバッテリー・・・

バッテリーはすぐに劣化します。スマホとか2年もすれば、バッテリーのもちが悪くなりますよね。それと同じくノートパソコンのバッテリーも劣化します。

現状、ノートパソコンのバッテリーは「リチウムイオン電池」か「リチウムポリマー電池」のどちらかです。この2つの違いを説明しだすと話がそれるのでしませんけど・・・

どちらのバッテリーであっても、充電できる回数と放電できる回数は決まってます。
「放電サイクルが300~500回」とかって表記されてたりします。

正直、バッテリーに関しては、ぶっちゃけ生産された直後から少しずつ劣化していきますので、どうにもならないです。
バッテリーの持ち長くするためのコツは「30度以上の高温にしない」ってことぐらいですかね。
バッテリーの温度が30度を超えると修復不可能な損傷が発生する可能性があります。
高温のストレスと高電圧のストレスが急激にバッテリーを劣化させます。
なので、夏場の窓際に放置とか、車の中に放置とか絶対やめてください

ノートパソコンは電源アダプターとバッテリー併用していいのか?

バッテリーは劣化するもの、高温のストレスが劣化を加速させることを上記で説明しましたが、ここで、気になるのが、
ノートパソコンのバッテリーを長持ちさせるために、電源アダプターを繋ぎっぱなしにしないほうがいいとか、電源アダプターで使うならバッテリーを外した方がいいとかいろいろ聞きますよね。最近のノートパソコンはバッテリーが取り外し可能なものは少ないけども・・・
実際どうなんでしょうか・・・・

基本OKです。

基本的にバッテリーは「過充電されない」設計です。なので、充電が100%になれば、自動で充電をストップします。そして、一定の電圧レベルを下回ると再度、充電が始まります。

ただし、まれに、バッテリーが膨らむというトラブルがあります。
これは、バッテリーの劣化により内部の電解液が気化し、バッテリーパック内で行き場のないガスが膨張を引き起こしてます。この場合は直ちに充電をストップし、修理に回してください。

以外と知らない人が多いのですが、膨らんだバッテリーすごく危険です。
下手すると爆発しますので!

youtubeで「バッテリー爆発」で検索してみてください。リチウムイオン電池が爆発する動画がたくさん上がってます。

完全放電は逆にバッテリーを痛める

使わなくなったノートパソコンなど放置してませんか?
バッテリーは常に少しずつ放電してます。バッテリーを長時間残量0状態にしておくと、重放電状態となり、2度と充電できなくなる可能性があります。なので、適度に充電しておくといいです。

ノートパソコンの電源アダプター繋ぎぱでOK?

バッテリーと電源アダプター併用しててもなんの問題もありません。最近のものだとバッテリー取り外しできないものが多いので当たり前の話ではあるのですが・・・

じゃあ「電源アダプター繋ぎっぱなしでいいじゃん」と思うかもしれませんが、ちょっと微妙だったりします。
この記事を書くにあたって、いろいろ調べてたのですが、なんだろうかメーカーによって微妙に意見が分かれてます・・・・

例えば、Acerだと、

「ノートパソコンを使用していないときはバッテリーを外すことを推奨」してます。

ASUSだと、

「2週間ごとにバッテリーを少なくとも50%まで放電したほうがいいと推奨」してます。

DELLにいたっては、

「ノートパソコンを電源アダプターにつなぎっぱなしにしても問題ないと言ってます。

んーメーカーによって違うのですかね。作りが・・・

なのでアドバイスするなら、お使いのパソコンメーカーに問い合わせするか、FAQを見るのがいいかなと思います。

小ネタ SSDとUSBの話

パソコン本体のつけっぱなしをテーマにしてましたが、部分的な故障の話をしたいと思います。
ストレージもHDDの時代からSSDの時代へ変わりました。
現行販売されているパソコンのほとんどがSSD搭載モデルになると思います。SSDはコンパクトでデータの読み書きが早いということでHDDよりも優れているわけですが、SSDにもデメリットはあります。デメリットと大げさにいうのもなんですが・・・

SSDの寿命について

SSDの寿命は使用時間ではなく、データの総書き込み容量によって決まります。
OSがインストールされているSSDの場合、OS自身のプログラムやバックグランドなどの作業用データがSSDに書き込まれます。
そう常に書き込みが行われている状態になるわけですが、まぁ普通に使っている分(1日8時間から10時間程度)には数十年ぐらいは大丈夫なはずです。
しかし、電源のつけっぱなしとなれば、そういうわけにはいかないです。確実にSSDの寿命を縮めていきます。

最近だと、一般的な使い方をする限りはSSDの寿命を気にする必要はないそうです。

USB端子は抜き先が寿命を縮める

USB端子、今ではType-AやCと種類は豊富ですが、ここにも落とし穴があります。USB端子の接触口はメッキ処理されているものが多いです。

抜き差しを繰り返しているとメッキが剥がれ、接触不良を起こすことがあります。USBを挿し込んでも認識したりしなかったりと・・・・
USB端子の修理となれば、結構高くつきます。特にノートパソコンの場合は・・・

パソコン本体のUSB端子の劣化を防ぐためには、USBハブを使用することでパソコン本体のUSB端子の抜き差しを減らすことができます。
まぁ数百回繰り返したぐらいでは問題はないんですけどね。

個人的な意見

いろいろ紹介しましたが、結局のところを、使い方によって大きく左右されるということです。

一番最初に、書いた「時と場合による」というのはこういうことです。
私の使い方を最後に紹介しておくと、普段デスクトップを利用してますが、3時間以上離れる場合は電源をオフにしてます。
また、3ヶ月に1回程度、パソコンケース内のホコリをエアダスターで飛ばしてます。

※これが結構面倒なんっすけどね(・´з`・)

基本はデスクトップ使いなのであまりノートパソコンは使ってません。なのでノートパソコンを使う場合は前日に充電する感じで普段は電源をオフの状態で片づけてます。

そして使う前日にWindowsUpdateをやります。

※あくまでも私のやり方です

もしノートパソコンをメインに使っている人はたまにバッテリーのみで利用したりするといいのかもしれません。