Appleが新型のiMacを発表しました。
M1チップ搭載を前提としたMacでデザインが一新されました。
4月30日から注文できて、発売は5月後半になる予定です。価格は一番安いもので15万4800円(税込)からとなってます。
まずはこのカラフルさに驚きです。まぁ昔スケルトンのMacとか出してたのでまったくの初めてというわけではないですがね。
脅威の薄さ
公式ページから拝借してきました。上の画像ですが、11.5㎜とかなり薄い。iPad Airが6.1㎜なんで2枚重ねたより少し薄いぐらいの厚みになります。
M1チップ搭載を前提とした設計で実現したと言っても過言ではない。
上の画像のように、M1チップはIntel製チップ搭載モデルと異なり、CPU、GPU、メモリなどシステムの各要素を1チップ化したものを採用してます。
Soc(システム・オン・チップ)ってやつです。このため、ロジックボートのサイズを大幅に小型することに成功している。マジで小さいのね。
iMacの中身はこんな感じになってるようで、ロジックボートなどの基盤類は非常に小さい。
さらに、本体の接地面積を削減したことで、設置場所の自由度も向上しています。とAppleは説明している。
M1チップの恩恵
M1チップの恩恵はただ、小さくコンパクトにまとめただけではなく、パフォーマンス向上もしている。従来の21.5型iMacにくらべ、CPUは最大85%高速化し、グラフィックスは最大2倍、機械学習は最大3倍高速化しているという。
ここまで性能あがったら、もはや別ものではないだろうか・・・
個人的な意見を言えば、Macは少々値段が高いと感じていたのですが、まぁここまで、スペックがあがるのであれば、15万4800円(税込)~というは結構、良心的な気がしてます。
あらゆる面を強化
見た目だけ変わったわけではなく、処理速度がスペックアップしただけでもない。
ディスプレイは24インチで解像度は4.5K、オーディオはDolby Atmos技術に対応しているという。メモリはいずれも8GBと16GBから選択可。ストレージ(SSD)はGPU7コアモデルは256GBのみで、GPU8コアモデルは256GBと512GBから選べるようになってます。
気になったのが、注意書きに「実際に対角線を測った場合のスクリーンのサイズは23.5インチです。」という文章。
なんで24インチって言ったのだろうか・・・
細かなインターフェースなどはApple公式を見てもらえればいいと思うので、さらっと紹介
GPUが7コアのM1チップを搭載するモデルはThunderbolt/USB4ポートを2基
GPUが8コアのモデルはThunderbolt/USB4ポート×2に加えてUSB Type-Cポートを2基
となってます。
今回個人的に面白いと思ったのが、電源供給に専用のパワーアダプターです。
お分かりいただけるだろうか。
イーサネットポートがついてます。
デスクには配線を持っていかせないというこだわりなんだろうか。
というか、iMacは無線LAN搭載しているのだけどね。本体側にポートを付けたくなかったのかな?
周辺機器として「Magic Keyboard」「Magic Mouse」「Magic Trackpad」も用意される。
Magic Keyboardでは指紋認証センサー「Touch ID」を初めて搭載しているが、GPU8コアモデルに付属する。
新iMac購入時の注意点
新iMacを購入する上で注意してほしい点を挙げておきます。
- Magic KeyboardのTouch IDはGPU8コアモデルのみ
- カラーはGPU7コアモデルは4色のみ
- メモリとストレージは後から追加できない
この3つですかね。もう少し詳しく説明します。
まず、Magic KeyboardのTouch IDはGPU8コアモデルには付属してきますが、GPU7コアモデルではオプションになります。なので、Magic KeyboardのTouch IDが是非使いたいと思うのであれば、GPU8コアモデルを選ぶべきです。
次にカラバリは7色ありますが、GPU7コアモデルではグリーン、ピンク、ブルー、シルバーの4色になります。
イエロー、オレンジ、パープルはGPU8コアモデルのみでの展開になってます。
最後に、新iMacメモリは標準だと8GBでオプションで16GBへ変更できます。ストレージも256GBと512GBモデルがあり、オプションで1TBか2TBに変更することができます。
メモリとストレージは購入時によく検討した方がいいです。
なぜなら、普通のwindowsデスクトップと違い、素人には分解できないので簡単に追加できません。まぁ個人でやってしまうとサポート対象外になりますしね。
それでも分解してどうにかしてやろうとする人が出てくるのですが、M1チップはユニファイドメモリです。
要するに、CPUチップとメインメモリがひとつのチップにまとめられてます。従来のメモリのように抜き挿しして交換とか、そもそも無理なんですよね。
なので、購入後にメモリ16GBにすればよかったとなっても遅いのです。予算との兼ね合いもあると思いますので、メモリは本当に8GBでいいのか、ストレージはどれだけ必要かよくシミレーションしてから選ばないと後々、後悔する羽目になります。