11インチのLinuxラップトップ「StarLite Mk IV」日本でも手に入るが少々時間がかかる

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Linuxのラップトップメーカーがあることをご存知ですか?
日本では馴染みがないかもしれませんが、海外ではLinuxの需要は結構ある。
イギリスの「Starlabs」もその1つ

今回紹介したいのはStarlabsが出したエントリーモデルの最新機「StarLite Mk IV」についてです。

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StarLite Mk IVの性能について

CPU Intel Pentium Silver N5030 1.1GHz/3.1GHz
RAM 8GB
ストレージ 最大960GBのSSD

ストレージは最大960GBとなっているのは、240GBと480GB、960GBが選択できるようです。
SSDはオーバープロビジョニングに対応しており、シーケンシャル読み出し速度が最大560MB/s、シーケンシャル書き込み速度は最大540MB/sとなってます。

CPUがPentium Silverということで非力ではと思う方多いと思いますが、Linuxは64bit OSでも2GHzデュアルコアプロセッサがあれば動作しますので、そこまで高性能なCPUはないのです。ちなみに、メモリは4GBあれば十分です。
Windowsだと4GBのメモリでは足りないと思いますよね・・・

低消費電力のCPUを採用したことでファンレス仕様を実現しております。

オーバープロビジョニングとは

オーバープロビジョニング(OP)は、SSD容量の一部をキャッシュとして割り当てるファームウェア最適化テクノロジーです。
OPによってSSDのパフォーマンスが向上するだけでなく、ガベージコレクション(GC)がより効率的になり、データ転送速度の維持とSSDのデータ書き換え寿命の向上に繋がります。

利点としては、「ランダムアクセススピードの向上」と「SSDデータ書き換え寿命の延伸」があります。

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FHD対応のディスプレイ

ディスプレイは、1920×1080の11.6インチのIPSです。ちなみに、ディスプレイ上にあるウェブカメラは2メガピクセルです。
前モデルになるMKⅢは480ピクセルなので大幅にパワーアップしてます。

高さ:1.36 cm、幅:28.30 cm、奥行き:19.20 cm、重量:0.9 kgとコンパクトで軽量です。

無線は、Intel Wi-Fi 5対応で最大433Mbps 802.11a / b / g / n互換です。
Bluetooth 5.1も搭載してます。

インターフェースは普通

左側にUSBType C 3.1、Power Delivery、Micro HDMI、USB 3.0
右側にマイクロSDメモリーカードリーダー、USB 3.0の3.5mmジャックコンビネーションジャックを充電するDC
となってます。

注意しなければならないのは、こちら海外モデルということで、日本語配列のキーボードはありません。

Windowsのものとも違いますね。配列は英字配列っぽい

また、電源も海外プラグ使用になります。

イギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ向けの取り外し可能なプラグが用意されています。
日本だと、タイプAを選択するといいでしょうね。

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対応OSは複数ある

Linuxに馴染みがない人は知らないかもしれませんが、Linuxにはたくさんのディストリビューションがあります。
StarLite Mk IVはいくつか確認済みのLinuxがあります。

  • Ubuntu 20.04.3 LTS(64ビット)以降
  • Linux Mint 20.2(64ビット)以降
  • Manjaro 21.0(64ビット)以降
  • MX Linux AHS 19.4(64ビット)以降
  • ZorinOS 16(64ビット)以降
  • Windows 10 20H2(64ビット)以降

他にもテスト済みのLinuxディストリビューションがあります。詳しくはこちらから

マニアックな話になりますが、BIOSとしてAMIのAptio VCorebootを選択することが可能。Corebootを選んだ場合はcoreboot-configuratorを使ってTDPの変更やクロック・ゲーティングの無効化といった設定を簡単に行うことができます。

参考元:StarLabs

StarLite Mk IVの価格は400ポンド(約6万2000円)からで、日本も輸出先として選択できます。ただし、出荷は2022年1月以降になるとのこと