BTOメーカーのサイコムから小型パソコン「Radiant SPX」シリーズにAMDのRyzen5000Gシリーズ搭載モデルが追加されました。
AMDの最新APU「Ryzen 5000Gシリーズ」は、2021/08/06に発売されたばかりのAPUです。
ちなみに、APUとは、AMD社の半導体製品の種類の一つで、CPUとGPUの機能を一つのチップに集積した統合プロセッサのこと
省スペースでもパワフル
高さ155㎜幅80㎜、奥行き155㎜とデスクトップの中ではかなり小型なモデルになります。ただ、小型になればなるほど、性能は落ちる・・・
しかし、この「SPX2800X300A」はサイズとスペックがバランスとれたモデルになってます。
また、発売されたばかりのRyzen5000GはZen3アーキテクチャに進化したモデルですので、Ryzen PRO 4000Gシリーズが採用していたZen2アーキテクチャに比べて、クロックあたりの性能が向上してます。
つまり、同じ動作クロック数でも、Zen3では、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能も底上げされいる。
CPU | Ryzen 5700G(3.8GHz~最大4.6GHz)、8コア/16スレッド |
グラフィック | Radeon グラフィックス |
メモリー | 8GB[8GB*1枚]空1 DDR4-3200 SO-DIMM Dual Channel |
ストレージ | Crucial CT480BX500SSD1 [SSD 480GB] |
LAN | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)、USB 3.1×2、USB 2.0、マイク入力、ヘッドフォン出力、DisplayPort出力、HDMI出力、D-SUB 15ピン、有線LAN端子 |
サイズ | 幅80×奥行155×高さ155mm |
価格は104,800円になります。
もちろんBTOメーカーのサイコムなので、カスタマイズ注文も可能でCPUのをRyzen7 5700Gへ変更することも可能となってます。
また、ストレージは2.5インチのCrucialのSSDですが、M.2 SSDも搭載できる。メモリは標準だと8GBの構成ですが、16GB、32GBが選択できます。
懐に余裕の人はメモリは16GBにするといいと思います。
小型ですが、HDMI、DisplayPort、D-SUBからの3つのディスプレイ出力を同時にサポートしてますので、トリプルディスプレイとかできます。
小型パソコン購入時に気にすべきこと
小型パソコンを購入する際、大きさばかりを気にしてはいけません。これは、デスクトップだけではなくノートパソコンでも同じです。
購入時に気にすべきことはインターフェースの数これに尽きる気がします。
デスクトップの場合、キーボード、マウスの接続が必須になります。ただでさえ少ないUSBポートをそれで塞いでしまう可能性があります。
そうなると、外部機器への接続が制限されたり、別途HUBを購入しなければならないなどいろいろ問題が起きます。
ポイントはメンテナンスのしやすさ
マザーボードの背面には2.5インチのSSD/HDDが2台搭載できるようになってます。背面のネジを外すだけでスライドしてすべて取り出せるのはメンテナンスや機能拡張時に便利です。
また、ホコリを防止するためにも、フィルターが付いているのですが、これ、マグネット式で脱着が簡単です。
小さくとも妥協したくない人向け
Radiant SPX2800X300Aの魅力は、置き場所に困らないコンパクトなボディーながらも、高い性能を発揮してます。
このコンパクトさなので、さすがにGPUを搭載することは無理ですが、それでも、軽めのゲームなら余裕で動作します。
FPSとかはツライですけどね。
しかし、動画編集や写真編集といった作業であれば、CPU性能だけでも十分できると思います。
仕事と趣味を両立させたいないら買ってそんはないモデルといえます。