Macが新たな進化を遂げたおかげ?なのか、利用しているサードパーティ製アプリなどが動作するのかという疑念があり
買うか、待つか迷っている人もいるでしょう。
私自身はまだ先だと思ってました。BootCampによるWindowsの動作ができないってのが大きいけども・・・
しかし、朗報、「Parallels Desktop 16 for Mac」がmacOS Big Surに完全対応したとのこと!!
Parallelsって何よ?
まずは、知らない人のために、「Parallels」ってのが何なのか説明したい。
アメリカの会社のソフトウェアでOS仮想化ソフトを取り扱っている。
無償トライアル版もあるので、使ったことない人はお試しあれ
特徴としては、再起動せずにMacでWindowsを実行できます。
また、シームレスでMacOSとWindows並行してファイルやフォルダを共有することもできるので、OS間を行き来するのも楽ちんです。
仮想化ソフトにつきもののパフォーマンス低下もなくMacの処理能力を落とさずWindowsアプリケーションを動作させることもできます。
ちなみに、Boot Campとの併用も可能です。
ほかにも、「Parallels Desktop for Chromebook」というChromebookでWindowsを動作させるソフトウェアもありますよ。
Parallelsの無償トライアルはこちら【Parallels】
ParallelsがmacOS Big Surに完全対応してもM1 Macはまだだよ
「Parallels Desktop 16 for Mac」がmacOS Big Surへ完全対応したとのことですが、これは、まだIntelチップ搭載のMacについてです。
高速化、グラフィック強化、容量節約、マルチタッチジェスチャへの対応、省エネなどが盛り込まれた。
ようは、macOS Big Surに向けて最適化したってことでしょうね。
しかし、話はまだ終わらない。
M1 Mac対応版も開発中
今現在では、Parallelsで仮想化できるのはIntelチップ搭載Macのみですが、公式ブログでM1対応版を開発中と報告されてます。
ブログについてはこちらを参照
すでに、ARM版WindowsもM1 Macの仮想環境での動作も確認しているようで、それなりに速いらしいとのこと。
Microsoft側もARM環境でx64アプリサポート進めているので、M1 Macでも近いうちにParallelsでのWindows動作もできるでしょう。
いくつかの制限があるが、プレビュー版がリリース
Parallelsが「Apple M1 Macチップハードウェア支援仮想化を用いる新たな仮想化エンジン」を開発したそうです。
ようは、ARM版Windows10を対象にしたものですわ。
で、プレビュー版が登場しました。ただ、いくつか制限があるので紹介しておきます。
- 仮想マシンにIntel x86ベースのOSをインストールすること、起動することは出来ない。
- 「実行中」のスナップショットに戻すなど、仮想マシンの中断と再開は出来ない。
- 仮想マシン実行中は「閉じる」ボタンを使用してはいけない
- ARM32、アプリは仮想マシンでは動作しない
んーIntel系チップ向けのWindows10はインストールもできないし、起動もできないよということ。
ARM版Windowsは動作するが、ARM版アプリは動作できないとな・・・
しかし、確実にM1 MacでもWindowsを動作させることに近づいてるのでしばらく待ちましょう。
どうしても、やってみたい人は
Arm版Windowsの製品版はOEMのみで個人にはライセンス販売されていませんが、Windows ARM 64 Insider PreviewはWindows Insider Programに参加すれば入手できます。今回のParallelsテクニカルプレビューと合わせれば、M1 Macをお持ちの方なら誰もが試せることになります。