2017年3月中の配信とみられるWindows 10の次期大型アップデート「Creators Update」
Microsoftが、開発プレビュー版であるWindows 10 Insider Previewの更新頻度を高めているのはこのためでしょうけど・・・・
2月24日(米国時間、以下同)にWindows Insider ProgramのFast Ringユーザーに対してWindows 10 for PCの「Build 15042」とWindows 10 Mobileの「Build 15043」がそれぞれ配信されたのに続き、2月28日にはWindows 10 for PC向けに「Build 15046」が、3月3日にはWindows 10 for PCの「Build 15048」とWindows 10 Mobileの「Build 15047」がそれぞれ提供されています。
Creators Updateそのものは既に「Feature Complete」の状態にあり、Build 15031以降のビルドでは目立った新機能の追加はなく、バグの修正や微調整が中心だとか・・・
アプリの利用やアップデートに関しては、幾つかの重要な変更点があることをご存知だろうか
アプリのインストールをWindowsストア経由に制限できる
Build 15046では、Cortanaのタスクバーでの配色変更
「設定」アプリでのゲームアイコンの変更
Windows Defenderの稼働状態を通知領域にアイコンで表示する機能の追加
が行われていますが、注目すべき、アップデートはアプリのインストール制御です。
設定アプリの「アプリ」→「アプリと機能」で表示される項目では、アプリのインストールに関して「どの種類のアプリでも可能」「ストア外からのアプリに警告」「ストア経由のみ」の3種類のオプションを設定できます。
「ストア経由のみ」を選択した場合・・・
Win32または.NETをベースとしたクラシックなデスクトップアプリケーションのインストールが不可能になります。
どうやら、2016年8月に提供が開始された大型アップデート「Anniversary Update」において、「Desktop App Converter(旧名はProject Centennial)」を用いてUWPに変換された従来のデスクトップアプリケーションの実行が可能になっており、「アプリの配信は基本的にWindowsストア経由で行うように」というMicrosoftの基本スタンスを反映したような形
狙いはセキュリティ?
UWP以外のデスクトップアプリケーションを導入する手段が引き続き提供される一方で、インストール可能なアプリをUWPのみに限定するオプションが用意されているのは、Windows 10 Homeなどを利用する多くの「セキュリティに関して熟知していないユーザー」に対し、誤ってセキュリティ上リスクのあるアプリケーションを導入しないよう未然に防ぐためなのかもしれない。
もしかすると、一部のエディションではデフォルト設定が「ストア経由のみ」となる可能性もあります。