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Googleが猛アピール?Windows 10の代わりは ChromeOS Flexか

ITニュース

2024年になり、Windows11へ移行した人も多いが、まだまだ、Windows10を利用している人も多い。
日本国内において、2023年12月の時点でWindows10を利用している人は60%以上あり、Windows11へ移行している人は35%ほどです。

Windows10も2025年10月にはサポートが終了となり、Windows11への移行が必要になります。
しかし、Windows11への移行条件がTMP2.0に対応してることや、CPUもIntelCoreシリーズの場合、第8世代以降ということもあり、中々普及していない。

だいたい、2017年以降に販売されたPCが第8世代あたり、ただし、格安のノートPCなどは型落ちのCPUを搭載して販売されていることもあるので、一概に2017年以降に発売されたPCだからといって、Windows11へ移行できないこともある。

こういった背景からも、大量のジャンクPCがでるのではと懸念されていたりします。
そこに、Googleが「ChromeOS Flexをインストールすることで廃棄せずに使い続けることができます」とアピールし始めた。

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Microsoftに対して抗議

日本でもWindows10の稼働率の方が高いわけで、世界的にも同じ感じです。
先にも記載したが、Windows11への移行要件が厳しいため、アップグレードが不可な端末が大量に発生する。
非営利団体の公益調査グループ(PIRG)がMicrosoftに対し、抗議の意を示す署名活動を行っている。

ざっくり抗議内容をまとめると、
Microsoftが病院や企業、家庭で使われている数百万台のコンピューターのサポートを終了する決定を下したのは高価なデバイスを長持ちさせることを期待する顧客にとっては非常に残念なこと、いつかサポート終了の時期が訪れますが、環境への影響がこれほどまでに大きいときは、それを受け入れるべきではない
ってこと。

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GoogleはChromeOS Flexを普及させたい

Windows11への移行要件が厳しい対応策としてGoogleが主張しているのが、既存のWindows搭載PCへのインストールが可能で自動更新により寿命を伸ばすことができ、またハードウェア更新コストも下げられる「ChromeOS Flex」の導入。

ChromeOS Flexのメリットとして以下を挙げている。

  • 高速かつ最新の作業環境をどこでも実現
  • 迅速な導入とシンプルな管理
  • 予防的なセキュリティ対策
  • 既存のハードウェアを有効活用

高速かつ最新の作業環境をどこでも実現

デバイスがすばやく起動し、使い続けても動作速度が低下しません。また、バックグラウンドで更新が行われるため、デバイスのダウンタイムを削減できる

迅速な導入とシンプルな管理

USB またはネットワークのデプロイを通じて組織の他のデバイスにも ChromeOS Flex を導入すると、ユーザーの設定とポリシーが直ちにデバイスと同期できる
Google 管理コンソールから、更新の管理やデバイス ポリシーの設定をリモートで行うこともできる

予防的なセキュリティ対策

実行可能ファイルのブロックとテクノロジーのサンドボックス化により、ウイルス対策ソフトウェアが不要
デバイスが紛失や盗難に遭った場合も、IT 管理によりデータの損失を防ぐ

既存のハードウェアを有効活用

古いデバイスを最新の OS で再生して長く使うことで、電気電子機器廃棄物(e-waste)を削減できる
エネルギー効率に優れたサステナブルなソリューションを取り入れることで、総所有コストが抑えられる

ChromeOS Flexって何ができるの

ChromeOS Flexは実際なにができるのだろうか・・・
ChromeBookを使ったことがある人なら、お分かりだろうが基本的にクラウド管理になります。
※ローカルにファイルを置くこともできる(後述)

なので、Chromeブラウザでできることはほぼほぼできます。
一部例外があるのは後述します。

PCやスマホなどGoogleアカウントにログインした状態であれば、Chromeブラウザを使っている場合、ブックマークや履歴、パスワードなど引き継げます。
また、Microsoft 365を契約している場合は、Office系ソフトも使えます。
まぁ個人の場合は、Googleのドキュメント、スプレットシート、プレゼンテーションで事足りる場合もありますね。

職場環境もリモートが増えたりしたので、気になるウェブ会議アプリはGoogle Meetと当然として、Zoomも、webから利用できる。
ただ、一部カメラが動作しない場合もあるそうなので、使う端末に依存しそうです。

もう一つ気になるのが、サブスク関係ですよね。
音楽や映画などサブスクで契約してPCやスマホで見ることが増えたと思います。
基本的にChromeで再生できれば問題ないはずなんですが、AmazonプライムビデオはHD再生ができなかったり、Huluは対応してなかたりと、サービスによって、利用できない場合があります。
電子書籍系も拡大や縮小が行えない場合があり、読むには字が小さ過ぎ・・・ってなることもあるので、
基本的にはChromeOS Flexで電子書籍を読むのはおススメしない。
ChromeOS Flexに移行を考えいる場合はお使いのサブスク関係、対応してるか調べる必要があるので、要注意です!

ChromeOS Flexには、「ファイル」「ギャラリー」というアプリがあります。
本体に保存した、ファイルはここで確認できます。
PDFや音楽は「ギャラリー」にある。
ここから、Googleドライブへ移したり、Googleドライブ上のファイルを編集することもできます。

個人的な感想

私自身、Windows11へ移行できないノートPCがあるので、利用してみようかなとは思うが、メインでChromeOS Flexを使うかといわれると・・・
ちょっと無理かな・・・

PCでゲームするし、サブで利用するぐらいがちょうどいいかもしれない。ってのが個人的な意見です。
また、操作回りも、Windowsに慣れている人からするとちょっとクセを感じるかもしれません。
Macでも同様か・・・OSが変わるとその操作方法になれるまでが大変なのでね。