「Chromium」ベースの「Edge」ブラウザの初めてのプレビュービルドとして、64ビット版「Windows 10」を対象にCanaryビルド(毎日更新)とDeveloperビルド(毎週更新)を正式にリリース
現状Windows10のみインストール可能となっています。
ベータ版がリリースされれば、win7、8.1にも対応するとか・・・・
2019年夏には、ITのプロを対象としたより多くの機能が、ChromiumベースのEdgeテストビルドに追加され、その時点で「Beta」チャンネルが提供されるそうです。
GoogleのWeb勢力を拡大
Microsoftはブログ記事でGoogleのオープンソースプロジェクトであるChromiumを利用する意向を明らかににしています。
今後1年ほどで移行すると記述されており、Microsoftはこの変更について、ウェブ開発者と「Windows」ユーザーの双方にメリットをもたらすと言っている。
まぁ確かに、表示周りはEdgeだけ崩れたり見ないことよくわるので、レンダリングエンジンが統一されると開発者の負担は減るはず。
この動きによって、主要な独立系ブラウザが1つ消えることになりますが、残りはMozillaの「Firefox」とAppleの「Safari」だけになる。
Operaはすでに断念しているため、Edgeはこれに続く形になる。
後にGoogle一択になってしまうのだろうか・・・・
利用ユーザーには便利になる?
Windows担当のJoe Belfiore氏によると、「Microsoft Edgeのユーザーは、あらゆるWebサイトとの互換性が高まり、また全ての種類のwindows端末で、最高のバッテリ持続時間とハードウェアとの統合性を実現した形で利用できるようになる」と語っています。
また、「ウェブ開発者は、自分のサイトをテストするウェブプラットフォームの数が減るため、サイトを利用するユーザーが遭遇する問題を減らし、その満足度を向上できる」とも語っています。
なぜChromiumを取り入れるのか
Microsftはシェアを独占していた「Internet Explorer」の勢いは衰えていくばりで、約3年前にEdgeをリリースし新たなスタートを切る試みでした。
しかし、10年ほど前に一般提供されたChromeは今現在もシェアを伸ばしている。理由としてはPCブラウザだけでなく、Android搭載スマートフォンのデフォルトブラウザでもあるからです。
Chromeのブラウザシェアは約62%だといわれてる。
Chromiumへの移行により、Microsftはブラウザのリリースサイクルを早めることができる。
EdgeのアップデートをWindows Updateから切り離し、ChromeやFireFoxのように迅速に改善や修正を加えれるようになる。
また、EdgeをwindowsOSを搭載していない端末、MacOSなどのプラットフォームにも提供できるようになるほか、Edgeが動作しないWindows7や8のユーザーでも最新のブラウザを利用可能にできる。
そのうち、Linuxとかもリリースするのかな?
GoogleがChromiumプロジェクトでリリースする機能を受動的に受け取るだけではなく、オープンソースのプロセスを通してChromiumに直接貢献していくとBelfiore氏は述べている。
【追記】新EdgeブラウザではChromeの拡張が使える
公式に認められた、Chromiumベースへの移行ですが、EdgeブラウザではChrome拡張が利用できるようになることが新たに判明している。
すでに、多くの拡張機能が存在するChromeブラウザですが、Edgeでも使えればそのメリットは大きい。
Microsoftプラットフォームにてユニバーサルに動作するUWPアプリ(ストア内のPWA:プログレッシブウェブアプリ含む)は、引き続きEdgeHTML/Chakraを使用するそう。アプリ内でWebを表示するWebViewでは、好きなレンダリングエンジンが選択できることも伝えられている。
新Edgeブラウザの「Xbox One」への移植も、初期段階ながら進められているそうで、Xbox OneでChrome拡張を使いながらウェブブラウザをする日も遠くないかもしれない。
っていうか、もうこれ、Chromeだよね・・・・
ChromeユーザーがEdgeに移行するメリットってなんかあるのかな・・・・