日本政府もファーウェイとZTEを政府調達から排除する

ITニュース

日本政府が中国通信機器大手のファーウェイとZTEの製品を事実上排除する方針を固めたと報じられました。
菅義偉官房長官は同日、閣議後の会見で「具体的な取り組み状況についてはコメントを控える」とし、ガチのようだ。

ファーウェイ製品については、米誌WSJの報道により、「米国政府が同盟国に、安全保障上の理由から使用中止を求めている」と伝えられていました。

ファーウェイ製品の使用中止しれば資金援助が提供される?
すみません。個人の話ではないです・・・国の話です。 アメリカ政府が、中国のファーウェイ製品通信機器の使用を中止するよう、同盟諸国に求めていると報道されています。 2018年5月に、世界中の米軍基地でファーウェイやZTEといった中国企業製品の...

また、カナダ政府はファーウェイCFOを逮捕していたことが明らかになっています。
こっちはどうもマネーロンダリングの件っぽいですが、別件逮捕なだけなのかもしれないしね。

読売新聞が報じたところによると、
日本政府は安全保障の脅威になると判断した企業を政府調達から排除する仕組みを検討。
通信回線やパソコンといった製品が対象で、政府調達に関する判断基準に、安全保障上のリスクを考慮する規定を盛り込む形で追加するとしています。
読売新聞が関係筋の話として伝えたところによると、ベンダー名を名指しすることはないものの、ファーウェイとZTEの2社を念頭に置いているとのこと。

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ファーウェイやZTEは本当に危険なのか?

ほんとに、そんな製品が出回っているのかと思いますが、結構身近にあるようです。
「AppleやAmazonが利用していたSupermicro製のマザーボードが、製造工程でデータを盗み出すスパイハードウェアを中国に仕込まれていた」と報じられたことがある。
AppleやAmazonは即否定してたが、もし本当だとしても、否定するよね。データ盗まれてますなんてわかった日にはAppleやAmazonの利用者がいなくなってしまうだろうからね。

怖いのが、製品にあとから、スパイハードウェアを仕込んでいるのではなく、製品の製造工程で仕込まれているというところ、

必要な機器を取り、板だけの状態にしたもの、白丸のところがチップが仕込まれていた箇所のようです。

スパイチップなどと呼ばれるチップですが、実際、ものすごく小さい

製造工程でこのようなチップを仕込まれていたら、ぱっと見ではわからない。

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なぜ、ファーウェイとZTEなのか

この2つのメーカーともに、中国の民間企業です。
中国といえば、共産党による監視が激しい国でもあります。
国民を監視するために仕込まれたものなのかもしれませんが、製造工場は、海外輸出用と国内用で使い分けているわけもなく、国内用にだけチップを仕込んで海外用は仕込まないなんて手間なことやらないでしょう。なので海外向けの製品にも当然チップが仕込まれてくる。

本当に、スパイチップとして、情報を送っているとなれば、たいへんなことです。
とくに安全保安上のやり取りが筒抜けとか笑えません。

この問題、まだまだ、続くと思われる。トランプ政権はこのまま中国と冷戦状態に突入するのではないだろうか・・・