Microsoftの次期OS「Windows11」がついにリリースされました。
Windows10を利用している人は順次無料アップグレードが開始されるので慌てることはない。
また、Windows11がインストールされたPCの販売も開始され始めたので、PCを買い換えを考える方は探してみるといいでしょう。
今回は、Windows11へのアップグレードをするなとは言わないが、様子みたほうがいいよという話です。
(PCゲーマー向けです)
Windows11のセキュリティ機構がゲームに影響
はい。私もPCでゲームするPCゲーマーです。
まだ、今のところ、遊んでるゲームがWindows11に対応してるのかとか調べてないので、当分アップグレードするつもりはないのですが、現時点で分かっているのは、Windows11のセキュリティ機構がゲームのパフォーマンスを落とすということ・・・
セキュリティが強固になるのはいいことなんですが、それによりゲームのパフォーマンスに影響するのはちょっと困ります。
その内ゲーム側が対応はすると思いますが、現状はゲームのパフォーマンスが落ちます。
原因はVBSのもよう
Windows11には多くの新しいセキュリティ技術が導入されています。
その中であるVBS(Virtualization-based Security)によって多くのゲームのパフォーマンスが落ちることが判明してます。
VBSって何やねん。
仮想化をベースとしたセキュリティ技術のことのようで、Windowsに搭載されているHyper-Vを利用し、OSの重要な部分であるVSM(Virtual Secure Module)を分離して実行し、マルウェアへの感染を防ぐ。
まぁ重要な部分と切り離すことで、安全性を高める仕組みなんですが、これがゲームには悪影響のようです。
ちなみに、2022年以降のPCにはほぼ搭載される予定なのでWindows11搭載PCは基本的に搭載済みになります。
多少なら目もつむるけども
VBSが実際どの程度影響するのかを検証した結果をみるとゲームの種類にもよるようですが、以下の報告が上がっている
VBSは多くのゲーム速度を平均25%低下させるとのこと
具体的なタイトルだと以下
「Far Cry New Dawn」フレームレートが5%低下
「Metro Exodus」フレームレートが24%低下
「Horizon Zero Dawn」フレームレートが25%低下
「Shadow of the Tomb Raider」フレームレートが28%低下
んー5%程度なら気にならないかもしれないが、さすがに25%低下すると体感するレベルになってくると思うので、常に「なんかラグい?」みたいな状況になりそうです。
自動的にVBSは有効にはならない?
Windows10からWindows11へのアップグレード時には自動的に有効にはならないそうですが、クリーンインストール時には有効になる場合とならない場合があるようです。
PCによってはBIOSの設定やレジストリの編集が必要であったりするそうです。
自動で有効にならないならアップグレードしてもいいじゃねと思ってしまいますが、まぁ待ってほしい。
仮に自動で有効にならなくても、今後のWindowsアップグレードで有効化される可能性もあります。もし有効化された場合、セキュリティの強度としては上がるが、ゲームのパフォーマンスを落とすことになります。また、簡単にON/OFFできるようなものではないので、レジストリを編集するなど行わないといけません。
なので、PCゲーマーはとりあえず様子見したほうがいいと思います。
ちなみに自分のPCはどうなっているか確認したところ、たぶん無効になってるっぽい・・・
Windows10の虫眼鏡マークから「MSInfo32」と検索すると「システム情報」と出てきますので、確認してみてください。