イギリスに続いてドイツも5G網構築からファーウェイを除外しない方針か

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アメリカを中心にファーウェイ製品の排除の動きが強まっているなかで、イギリスに続いてドイツも考えを軟化させている。
イギリスサイバーセキュリティセンター(NCSC)が5G網へのHUAWEI製品の使用は問題ないとの判断しリスクは回避できるとしている。

アメリカ、ウォール・ストリート・ジャーナルがドイツ政府関係者からの話として報道しています。
HUAWEIを5G網構築の入札に参加させる暫定合意が行われているとのこと、最終的には内閣と議会の承認が必要だとしています。

NCSCの調査同様にドイツ当局の調査でも、HUAWEI機器での不正行為の兆候は見つけられなかったとのこと。

ドイツでは他の欧州諸国やアジアに比べ、ブロードバンドの普及が遅れているという事情もあるようで、5G網の構築は急務になっている。
ただ、これは最終決定ではないようで、短期的な経済的配慮のために、安全保障上のリスクを過小評価しているとの声も出ているようです。

ファーウェイ排除は単にセキュリティリスクの問題だけではなく、貿易摩擦を含め、アメリカ政府と中国政府の政治的な話が大きく絡んでいる。
どういう結末を迎えるのか全く見えない状況が続いてます。

消費者である我々に不利益がなければいいのだけども・・・