ドコモがSIMロック解除の受付条件を変更するそうです。
2019年2月20日から受付開始です。
今まで、SIMロックがされた状態のまま解約された場合、SIMロックを外すことはできませんでした。
これは各キャリア共通です。
SIMロックとは
各キャリアで採用している通信規格や周波数は少しずつ違います。そのため、SIMカードに合わせて利用制限がかかっています。
この状態を「SIMロック」といいます。
ドコモのSIMロックがかかっている場合、ドコモ系のSIMカードのみ使えるようになっています。auやソフトバンクのSIMを刺しても使えません。
SIMロック解除の受付条件どう変わる
SIMロック解除の受付条件が以下のように変更されます。
変更対象となる携帯電話機 | 変更後の受付条件 | |
---|---|---|
① | 知人・友人などから譲り受けた携帯電話機 | SIMロック解除のお手続きが可能です。 |
② | 中古端末販売店などで購入した中古の携帯電話機 |
知人、友人から譲りうけた端末や中古端末の販売店で購入した中古の端末もSIMロック解除の手続きができるようになりました。
これはありがたいですね。
現在、ドコモを契約中の場合は、受付条件に変更ないそうです。
SIMロック解除するには「ドコモオンライン手続き」、「ドコモショップ」で手続きができるそうです。
オンラインで手続きできるんですね。端末に何かされてるのかと思ってました・・・・
手続きの注意点は以下
・「ドコモオンライン手続き」でのお手続きにはdアカウントが必要です(事務手数料は無料です)。
・「ドコモショップ」でのお手続きは、1回の受付でお一人さま2台までとなります(一部の機種を除き、1台あたり3,000円の事務手数料がかかります)。
ドコモからの販売開始時期、2011年4月~2015年4月の場合はSIMロック解除がそもそもできない端末
がありますので、注意が必要です。
対応端末の一覧はこちら
2015年5月以降に発売された機種のSIMロック解除の対応機種はこちら
SIMロック解除のメリットは
SIMロック解除できることのメリットは、すでにauやソフトバンクの回線を契約している場合はドコモ端末のSIMロック解除することで利用することができます。
他にも、海外へ行った場合も現地のSIMカードを利用することができます。
中古端末の購入を検討している方の場合、SIMフリー、SIMロック解除済みになっている端末はSIMロックがかかっている端末より割高です。
しかし、自分でSIMロックが解除できるとなれば、少々手間はかかりますが、その分安く端末を購入できる可能性があります。
SIMロック解除のデメリットは
すでに、ドコモ系の格安SIMを利用している場合はSIMロックがかかっていても特に問題ないので、海外で利用したいあるいは、auやソフトバック系に変更したいとかなければ意味はありません。
SIMロックできても喜べないかもしれない
中古端末でもSIMロック解除できるのはありがたいことですが、不都合がでる場合もあります。
例えば、iPhoneの場合は問題ないです。しかしAndroidの場合、各社が対応している周波数が違うため、必ずしも使用感がそのままとはいかない場合があります。
auの「VoLTE」の場合、周波数の問題でauの端末でないとうまく電波を受信できない場合があります。
これは海外に行った場合も同じです。周波数の違いでうまく電波受信できな場合があります。
iPhoneの場合は問題ないのだけどね・・・・
中古端末を買う場合の注意点
SIMロック解除できるということで中古市場に出回っている。ドコモのSIMロックされた端末を買う際の注意点を書きたいと思います。
ネットワーク利用制限を確認する
ネットワーク利用制限とは、キャリア等で購入したスマホの分割払いが滞ったり代金を踏み倒した場合などの一定条件でキャリアから通信制限がかけられてしまい、一切通信ができなくなる状態のこと
ネットワーク利用制限に〇△×で表現されます。
〇・・・端末代金が完済しており、問題なく使用できる状態
△・・・端末の残債が残っており、問題なく使用できるが、将来的に×になる可能性がある
×・・・端末の残債が支払われず、通信制限が掛けれた状態
中古端末を買う場合はこのネットワーク利用制限が〇のものを選択することをオススメします。
通信制限が掛けられた状態の端末はキャリアでも解除はしれくれませんので、端末が文鎮になるだけです。
基本的に中古市場でもネットワーク利用制限が×の物は出回ってないと思いますが、△のものは購入後に×になる可能性がありますので、注意してくださいね。