米国のスタートアップ Heatworksから一瞬でお望みの温度のお湯が注げる水差し「DUO」を発表しました。
この「DUO」の凄いところが、一般的な電気ケトルのように加熱を待つ必要がない。
傾けるだけですぐ、熱いお湯が注げる。カップ麺食べるときとか、ちょっとコーヒーをなんて時に最高です。
しかも、温度は用途に合わせて、1℉(華氏温度)刻みで設定できる。
さらに、内臓バッテリーのため電源がないところでも利用できます。
なんだか、テレビ通販みたいな説明になってしまっているが・・・
それぐらい凄い。
ちなみに、アメリカ製品のため℉表記です。
℃(摂氏温度)C=5/9(F-32)と℉(華氏温度)F=9/5C+32です。
日本ではあまり馴染みがない℉(華氏温度)ですけどね。
ざっくりした計算だと、℉から30を引いて2で割ると℃(摂氏温度)が算出できます。
なので、トップ画像の175℉だと(175-30)÷2=72.5というわけで、だいたい72℃ぐらいになります。
ただ、すぐお湯が注げるってだけではなく、電気ケトルのような電気沸騰と異なる加熱方法のため、腐食や湯垢の蓄積での劣化がないのもメリットの一つです。
一般的な電気ケトルの場合、メンテナンスを怠るとすぐに劣化しますからね、その辺が楽なのはありがたい。
なぜ、注ぐだけで水が沸騰するのかというと、一般的な電気ケトルは金属を高温に加熱し間接的に水を温めています。
このため、少々時間がかかるのですが、「DUO」はOhmic Array Technologyという技術でグラファイト製の電極を使い水自体の電気抵抗で加熱しているそうです。
開発元のHeatworksがいうには、金属製発熱体を使わないことで、腐食や湯垢、熱膨張と収縮で劣化する部分がないので製品寿命が長いとのこと、
きめ細かな制御ができることにより、素早く望みの温度のお湯を得やすいと言っています。
金属から水への熱伝導のタイムラグがないらしい
似ている製品だと、ウォーターサーバーのお湯がでるタイプのやつも同じような気がします。
「少量の水を加熱しつつ注ぐ」仕組みですね。なので勢いでばーっと注いでも全部が熱湯にはならない。
ありがたいことに、注ぎ口も2つあり、冷水と温水に分かれています。
なので、夏場だと、冷水を出すことも可能なんです。
やっぱりすごくね。
注がれる際に、フィルタを通るため、フィルタ式、浄水器でもある。
このフィルタの交換が面倒そうではあるけども・・・
いやそれでもこれは欲しい。
そして内臓バッテリーで駆動するので、場所は問わない。
バッテリーで加熱できるのはカップ約4杯分とのことなので、大人数のコーヒーの準備なんかには向いてない。
場所を問わないので、キャンプなんかにもっていくと重宝しそうです。
このDUO残念ながらまだ発売されてません・・・・
2019年後半できれば夏にはリリースするそうです。
お値段が200ドル以下だというが、日本円だと2万円程度ってことですね。
んー結構高いかもしれない。それでもそれだけ価値のある商品だと思う。