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「macOS Mojave」パブリックベータが公開知っておくべき11のポイント

ITニュース

「macOS」の次期バージョンである「Mojave」がパブリックベータ版がリリースされました。
ちなみに、「Mojave」モハベと呼びます。

macOS Mojave(モハベ)は32ビットアプリが動く最後のmacOSとなることがアップルから発表されていますので、今後は64bitアプリへ移行せねばなりません。

ベータ版がリリースされたということで、2018年の秋に予定されている正式版リリース前に、試せるわけですが、いくつか知っておきたいポイントがあるので、紹介します。

まず、前提として、Apple Beta Software Programのページから申し込みが必要です。
こちらは、一般ユーザーでも無償です。

それともうひとつ、メインで使っているMacでは行わないことです。
リリースといっても、あくまでも、開発途中のベータ版です。どんなバグが潜んでいるかもわかりません。
また、ソフトウェアやハードウェアとの互換性に問題がでる可能性もあります。
Macは1台しかもってないけど、試したいという方は必ず。バックアップを取った上でお試しください。

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その1、macOS Mojaveの対応機種

macOS Mojave(モハベ)ですが、対応している機種としていない機種があります。
Mojave(モハベ)が動作するのは、アップル純正の3D描画APIであるMetalに対応するGPUを搭載した機種になります。

具体的には下記
・MacBook(2015)以降
・MacBook Pro(mid 2012)以降
・MacBook Air(mid 2012年)以降
・Mac mini(late 2012)以降
・iMac(late 2012)以降
・iMac Pro(2017)以降
・Mac Pro(late 2013)以降
です。
6年前までの機種ならいけそうです。

どうやら、Appleは3D描画APIとして推奨していた、OpenGLをMojave(モハベ)から非推奨にするとのこと・・・

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その2、ダークモードの登場

Mojave(モハベ)ではUI周りの新機能でダークモードが登場しました。
「システム環境設定」の「一般」で全面的にダークモードにすることが可能になっています。


youtubeやTwitterでもありますし、今後、標準になるのかもしれませんね。

ちなみに、macOSのApp kitに準じてUIを作成しているアプリについては、サードパーティー製であっても自動的にダークモードが適用されるそうです。

その3、ついに実現、スタック表示

古くからアップルのアイデアとしてあった、Finderのスタック表示がついに実装されました。
Finderで「スタック」に切り替えると、クリックでその中身をプレビューすることが可能になります。

これまでは、Dockに登録したフォルダーの表示形式を「スタック」に切り替えて中身をプレビューしてました。


Finderの「表示」メニューから「スタックを使用」を選ぶことでできます。
また、スタkkうをグループ分けすることも可能になっています。

その4、クイックアクションの追加

これまでのFinderでは、アプリを開いてから操作していたのが、コンテキストメニューから「クイックアクション」を選択し素早く実行できるようになります。

「クイックアクション」の「Customize」を選択すると、システム環境設定の機能拡張が開きます。ここから、クイックアクションで呼び出したい機能のオンとオフ設定できます。

その5、クイックルックが強化される

macユーザーに馴染みある機能、「クイックルック」今までは、アプリがインストールされていなくても、ファイルを選択しスペースキーを押すことで、ファイルの内容が確認できました。
さらに、そこから強化され、編集も可能になります。
Mojave(モハベ)すげーな・・・

線やテキストの入力、署名の挿入など、「プレビュー」アプリに備わっている主要な編集機能が使えるとのこと

その6、スクリーンショット機能の強化

iOS 12で導入されたスクリーンショットのプレビューと即時編集の機能がMojave(モハベ)にも加わっている
・【全画面】「command」+「shift」+「3」キーの同時押し
・【矩形範囲】「command」+「shift」+「4」キーの同時押しで範囲選択したあとにクリック
・【ウィンドウ(ドロップシャドウあり)】「command」+「shift」+「4」キーの同時押しのあと、スペースキーを押してからクリック
・【ウィンドウ(ドロップシャドウなし)】「command」+「shift」+「4」キーの同時押しのあと、スペースキーを押し、さらに「option」キーを押しながらクリック

さらに「command」+「shift」+「5」キーの同時押しで、全画面、矩形範囲、ウィンドウなどの撮影モードのほか、画面全体もしくは一部の動画撮影を選べる操作パネルを呼び出せるようになっている。

その7、iPhoneのカメラと連動

Phoneで保存した画像やその場で撮影した写真を取り込むには、AirDropなどを経由する必要がありました。
Mojave(モハベ)では、アプリ側からiPhoneを呼び出せる。

これによって、Keynoteから直接、iPhoneで写真を撮るという選択ができるようになります。

その8、FaceTimeをグループで

macOSに限れば、3人まではビデオ通話が可能でした。
Mojave(モハベ)では、さらなる進化をとげ、iPhoneやiPadなどを含めて最大32人での同時通話が可能なグループFaceTime機能となりました。


グループFaceTimeはUIも改良されており、複数人がサムネール1画面に表示されるが、話始めた人のサムネールが徐々に大きくなっていくため、誰が話しているかを視覚で判断できます。

ちなみに、アップルによると低速であっても速度が安定していれば大人数でのビデオ通話が可能だとか

その9、iOSアプリもmacOS用アプリに早変わり

6月上旬に開催されたWWDCでmacOSの開発環境にiOSのUIKitを取り込むとされていました。

iOS用に作成したアプリのソースコードを少しいじるだけでmacOS用アプリを開発できるようになり、iOS側でiPad用のUIさえ作っておけば、そのままmacOSでも動作する。
※2019年以降はこの開発環境をデベロッパーに解放する予定

すでに、News、Stocks(株価)、ボイスメモ、Homeの4本がmacOS Mojave向けにコンバートされています。

その10、Mac App StoreのUI改善


Mac App StoreもiOSの「App Store」のUIが取り入れられている。

従来のアプリをジャンル別に列挙するUIが進化し、「見つける」「創作する」「仕事する」などに再分類したうえで、専属の編集者によるアプリのレビュー記事などが読める

その11、セキュリティとプライバシーの強化

ここ数年かなり力を入れている個人情報の保護
macOS Mojave(モハベ)では、追跡型広告(Safariの履歴などを参照して、ユーザーにマッチした広告を表示する)のシャットアウトが可能になります。

「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」の「プライバシー」タブに「広告」という項目が加わり、「追跡型広告の制限」をオン/オフで切り替え可能できます。

まとめ

個人的な感想は、iOSで得たノウハウをmacOSへフィードバックして、より直感的な操作が可能になっていると思います。
UIのダークモードも壁紙の切り替えのように簡単に行えるし、見た目が変わると印象がだいぶ変わりますので、気分転換にはもってこいですよね。

FBIともめたりするだけあって、個人情報の保護にはかなり力をいれている気がします。

正式リリースが待ち遠しい限りです。