人は誰しも、老います。これは逆らえない。
以前、特定のビタミンが老化を遅らせると書きましたが、今度は認知症リスクの話です。
意外に思われるかもしれませんが、認知症はある日突然発症する病気ではありません。糖尿病などと同じように、生活習慣の積み重ねによって進行する「生活習慣病」のひとつなのです。
実際、認知症の前段階にあたるMCI(軽度認知障害)の時期に適切な対策を取れば、正常な脳の状態に戻ることもできる。
近年の研究からわかってきています。
本題の認知症リスクを3割も下げれるかもしれない飲み物の話です。
緑茶を飲め
国立長寿医療研究センターの研究では、緑茶を1日に2杯以上飲むと、認知機能の低下リスクが約30%下がったと報告されています。
これは手軽に手に入れることができるし続けることも簡単です。
緑茶に含まれるカテキンやテアニンなどのポリフェノールが持つ、抗酸化作用や抗炎症作用。アルツハイマー型認知症の要因であるアミロイドβ、通称「脳のごみ」の増加を抑える働きも期待できるなどの効果が期待できるそうです。
80度以上でじっくり淹れる
緑茶のカテキンは80度以上で溶出されます。
熱いお湯でじっくり淹れた渋みの効いたお茶が効果的なんだとか。
筋肉を動かすと「若返りホルモン」が出る
健康診断などで、適度に運動しましょうなんて言われますが、その適度ってどの程度のものなんでしょうね?
年齢を重ねて、筋肉量や骨密度が下がった状態でハードな運動をすると、むしろ体の負担になってしまうことがあります。
ハードな運動で体を壊せば元も子もないわけですが、そこまでする必要はないです。
重要なのは、太ももやふくらはぎなど、大きな筋肉を積極的に動かすことです。
筋肉を動かすことで「マイオカイン」が分泌される。これは、筋肉から分泌されるホルモンの総称で、「若返りホルモン」とも呼ばれています。
また、マイオカインには以下のような効果があります。
・血圧や血糖値を下げる
・動脈硬化を予防する
・抗うつ作用
・免疫力を高める
・がんのリスクを減らす
さらに注目すべきなのは、脳細胞の成長や修復を助けるマイオカインが存在することです。
つまり、筋肉を動かすたびに、体だけでなく脳まで元気になるわけです。
バンザイスクワットが手軽
先にも、書きましたが、太ももやふくらはぎを刺激する必要があるので、バンザイスクワットが最適です。
バンザイスクワットのやり方がはググってくれ・・・
大腿四頭筋と呼ばれる太もも前面の筋肉や、内側の内転筋群を鍛えるには、スクワットが効果的です。
足が鍛えられれば、階段の昇り降りも楽になりますしね。
先述の若返りホルモン「マイオカイン」が分泌されるし、上半身への刺激を加えた全身運動にもなります。
もちろん、初めから100回やれなんてことはないです。自分に無理ない形でやってください。
始めは10回なれたら20回と回数を増やすほうがいいです。