ネットゲームの保存場所や動画の保存やデータのバックアップなど大きなデータを扱うことが多くなったことから、ストレージの容量不足になることが、しばしばあります。
私自身、デスクトップを利用してますが、メインストレージ以外に2TBのHDDを内蔵しさらに外付けHDDも利用してます・・・
全部内蔵できるんですけど、外付けの方が、ノートPCで使いたいときなどに便利なんで一部外付けHDDを使ったりしてます。
それはさておき、ストレージ不足で外付けストレージを購入する人は多いと思います。
最近だと、外付けSSDも小さく持ち運びに便利ということで、各社メーカーから様々な容量のSSDが販売されています。
しかし!!現在、聞いたことないメーカーの16TBの大容量外付けSSDが格安で販売されていますが、どうやら詐欺商品のようです。
そもそも16TBのSSDなんて存在しない
まず、一般的に有名なSamsungやSanDiskなどの有名メーカーは16TBの大容量外付けSSDは販売してません。
※現時点での話、今後販売される可能性はあるかもしれない。
例えば、SanDiskを例に上げると外付けSSDの最大容量は4TB
価格は6万9000円から8万8000円ぐらいで販売されている。
大手メーカーですら4TBまでのSSDしか販売されてません。しかし・・・
実際にAmazonで検索してみると、いまだに販売されている。
一番左の商品はなぜか、★5や4の評価がつけられている。左から2番目のはHDDです。
中には、3500円ほどの信じられない価格の物まである。4TBの2.5インチSSDですら4万円ぐらいするのに、あきらかに怪しい商品です。
容量を偽装している
海外のテクノロジー系レビューサイトReview Geekのジョシュ・ヘンドリクソン氏が実際に購入し検証や分解をされてます。
たぶん、ジョシュ・ヘンドリクソン氏が購入した偽SSDが先のAmazonの商品一覧の一番左の物と思われます。
分解したのが↓
中は、USB-Cアダプターとして機能する基盤と基盤のつけられた64GBのmicroSDカードを発見したそうです。
本来なら、接続すると64GBと表示されるところを回路基板のファームウェアが異なる容量を表示させているようです。
ちなみに、microSDカードは1000円程度で購入可能です。
レビューがあてにならない
なんで、こんな詐欺商品に高レビューがついているのか・・・・
ジョシュ・ヘンドリクソン氏は「レビューの統合」が行われているのではないかと指摘しています。
レビューの統合とは
・メーカーが過去に販売していた全く別の製品のレビューだけを残し、製品画像や価格などすべてを変更してしまうというもの。良いレビューを流用し、悪いレビューが蓄積した場合は、その製品ページを削除している。
他にも、やらせレビューの可能性もありますよね。
詐欺商品を見分けるには
有名メーカーの評判のいいSSDを購入するようにしてください。
まず安さに飛びつかないでください。Amazonや楽天なのどのECモールでは「安い順」といったソートできますが、安さで探すとろくなことないです。
安いほうがいいと思いますが、それで、詐欺商品つかまさせては、たまたもんじゃない。
なので、購入する場合は、レビューをよく見て、レビュー内容が商品と一致しない場合は、レビューの統合が行われている可能性が高いので注意が必要です。
また、★5が多いだけではレビューを見ている意味がないのできっちり内容も確認しましょう。
他のメーカーとの価格比較を行うことも重要です。他とくらべて1000円から2000円程度安いとかならセール中とかの場合もあるので、その時はお得に買えますね。
今回の例でいくと、3500円はあきらかに怪しいといえます。たちが悪いのは、一番左にあった、1万8999円とかそれっぽい値段をつけてるやつです。
参考サイト:reviewgeek
追記 まだ品を変え売っている
まだ、Amazonで売ってるようで、AKIBA PC Hotlineでも検証されている。
しかも、Windows上では「15.2TB」と表示されるそうで、ぱっと見ではわからないようです。
しかし、正常にデータが書き込めたのは57.6GBだったようで、16TBには遠く及ばない。
また、接続するUSBも、USB 3.2 Gen 2対応といいながら、実際はUSB2.0です。
なので、書き込みも読み込みを早くはない・・・