TechPowerUpがWindows標準のウイルス対策ソフト「Windows Defender」が原因でIntel製CPUのパフォーマンスを低下させる可能性があると警告している。
TechPowerUpと言えば、「CPU-Z」GPUやCPU、BIOSなど様々な情報を表示するシステムユーティリティーソフトが有名なところ
Intel製CPUというこで、AMD製CPUを使っている方は関係ないです。
また、Intel製CPUでもWindows Defender以外のウイルス対策ソフトを使っているなら関係と思われる。
性能が6%も低下する
発見したのは、「ThrottleStop」や「RealTemp」の開発者、Uncle WebbことKevin Glynn氏です。この不具合により、オールコア5.0GHzで動作するCore i9-10850Kの場合ベンチマークツール「CINEBENCH R23」のスコアが1000ポイント低下すると言っている。
これは、全体の約6%に相当する
影響を受けるのが、第8~11世代のIntel製Coreシリーズになる。
私の第9世代のi7のデスクトップを使っているので思いっきり影響を受ける・・・・
原因は何?
パフォーマンス低下の原因はWindows Defenderのハードウェアパフォーマンスカウンターの使い方のようで、Intel Coreには7つのハードウェアパフォーマンスカウンターがあり、それぞれのカウンターに動作の優先度を決める特権レベルを設定できるらしい。
私はよくわからん・・・
このハードウェアパフォーマンスカウンターが共有リソースで、通常は「モード3」または「全リング・レベル」で利用されているのに対して、Windows Defenderが優先度の高い「モード2」で全てのカウンターをランダムに利用しているそうです。
そのせいで、カウンターを占有してパフォーマンス低下に繋がっているようです。
しかし、セキュリティ対策として、優先度が高いのは致し方ないような気もします。
Windows Defenderのリアルタイム監視を停止すれば、この不具合は解消するそうですが、それは、セキュリティ的にオススメできない。
対策はある
先にも記載したが、リアルタイム監視を停止するのはオススメできない。
しかしパフォーマンス低下も嫌だという人は、もう1つの解決策として、ThrottleStopの最新バージョン9.5を利用して、オプションメニューの「Windows Defender Boost」にチェックを入れることで不具合を回避できるそうです。
もし、パフォーマンス低下が気になる人は試してみてください。