令和4年卒業予定の就職活動は前途多難な模様

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令和4年卒業予定の大学生らの就職活動が政府主導の日程ルールによれば6月1日から解禁される。
コロナ禍での新卒採用は2度目を迎えるわけですが、学生有利というわけにはいかないようです。

というのも、観光・運輸・飲食関連はコロナ禍の打撃が大きくのしかかり採用意欲は低いのが現状・・・
その他の業種に関しても採用意欲が底堅い。

また、テレワークの推進によるデジタルスキルの高い人が求められる傾向にある。

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企業が求めるデジタル人材とは

オンライン化するニーズがコロナ禍で高まっていることなどあり、新卒にもデジタル対応に優れた人材を求める傾向にある。
そもそもデジタル人材とはどんな人材なんだろうか。

近年の産業界に求められるデジタルトランスフォーメーション(DX)が大きく関係している。いかにアナログな業務をデジタル化していくかが今後の課題でもあり、ITスキルの高い人材が重宝される。

文系の人にはツライ現実だと思われる。

企業は求めるがデジタル人材は少ない

新卒にまで、デジタル人材を求める企業には疑問を持つ。
NTTデータ経営研究所の調べでは、デジタル人材と呼ばれる働き手についての結果を出しているのですが、中々厳しい。

  • 20~40代の働き手に占める割合が1割程度
  • 非デジタル人材と比べて1年以上の転職意向が3倍以上
  • 転職経験者の割合が7割以上

企業は求めるだろうが、働き手の中で1割程度しかいない上に転職意向が高い。転職経験者の割合が7割ということは、企業がデジタル人材を理解できてないと思わる。

まさに、諸刃の剣だ。運よくデジタル人材を採用できても、企業がいかせないなら、人材は流出していく。

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新卒にデジタル人材を求める前に社内をなんとかしろ

企業に言いたいのは、新卒にデジタル人材を求める前に社内にいるデジタルに対応できない人をデジタル人材に育てるのが先だと思う。

決裁権を持つ上司がデジタルに疎い場合、どんなにデジタル人材がいても必要なデジタル機器やサービスの導入ができない。転職経験者が多いのはこういった理由ではないかと思う。

今だにガラケーを持って、逆にそれを自慢しているような人材をなんとすべきだと思う。こういいう人たちは、「俺たちはいいんだよ」みたいな言い訳をしだすけどね。

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貴重な新卒カードを無駄にしないために

既にデジタルスキルを身につけている人は、引く手あまただろう。しかし、新卒カードは慎重につかわなければならない。

私の場合は新卒ではなく転職での経験だが、ITリテラシーが低い会社に入ってしまうと、IT系の業務がすべて自分にのしかかってきます。その上、その業務、作業の難易度を理解してくれる人がいません。

世の中には、自分ができないことを平然と「それぐらいやって」という人がたくさんいます。このような状況だと、大した給料も貰えず、面倒ごとだけが増え最悪の場合、心が病みます。

面接等を受ける場合は、デジタル化されている会社であっても、前任者が逃げ出した可能性もあるので、デジタル人材がどの程度いるのかは確認したほうがいい。

とくに、会社の上層部位がどの程度ITに精通しているのかなど聞くといいかもしれない。