iPhoneの組み立て工場が中国からインドネシアに移転されるかも

ITニュース

米中関税戦争が過熱しているなかかで、中国への関税政策を着々と進めているアメリカ。
国家間のやり取りで日本には関係ないかなぁと思っていたところ、そうでもないかもしれないお話です。

台湾Pegatron(ペガトロン)、あまり聞きなじみのない会社ですが、iPhoneの組み立てを担当している会社です。
メジャーなところだと、台湾のFoxconn(フォックスコン)ですけどね。
Pegatron(ペガトロン)は、中国に組み立て工場をもっているのですが、インドネシアに移転される可能性があると報じられています。

iPhoneの裏をみると、「Assembled in China」と記載されていると思います。
私のiPhone7にも記載されています。直訳すれば、「中国で組み立てられる」と書かれているわけです。


すみまんせん。私のiPhone7は黒のため、字が見えずらいのでネットで拾ってきました・・・

Nikkei Asian Reviewの報道によると、Pegatron(ペガトロン)はiPhoneだけでなくその他のプロダクトの組立工場も、中国からインドネシアのバタム島に移転させる計画だとか・・・
移転計画が本当なら、2019年半ばには新工場が本格稼働しているそうです。

ほかにも、インドネシア以外にも、北ベトナムも工場の設置候補そてい報じられています。

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なぜ移転までするのか

工場移転報道には、アメリカ政府のiPhoneに対する関税政策が影響しています。
もともと、トランプ大統領は、「iPhoneは関税政策の対象とならい」と発言してました。
まぁAppleはアメリカの会社ですからね。がしかし、いつのまにか、「iPhoneなどへ10%の関税を検討している」と変更・・・
10%も関税が増えれば当然、製品価格にも影響してきます。

ことのことを受けて、10%の関税をかけられる前に移転しておこうってとこなんでしょうね、
それにしても、トランプ大統領やることがえげつねー。

ちなみに、Pegatron(ペガトロン)「iPhone XR」の生産量の25%を担当してます。
残り75%はFoxconn(フォックスコン)が担当してます。

今回の工場移転について、Pegatron(ペガトロン)の広報は中身を否定しながらも「あらゆる可能性を検討している」と述べてます。

Nikkei Asian Reviewの報道が本当かどうか、定かではないですが、米中関税戦争はiPhoneの製造国も変えてしまうのだろうか・・・