手のひらサイズのAI PC「MINISFORUM AI X1-255」10万円以下で64GB RAM搭載

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MINISFORUMは小型の手のひらサイズPCを販売しているところなんですが、7/5日に発売される「AI X1-255」がヤバイ!

今回は「AI X1-255」の何がヤバイのか紹介したい。

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価格がヤバイ

まずはスペックを見てほしい

  • 主要スペック

    • SoC: AMD Ryzen 7 255(Ryzen 7 8745HS相当)
    • メモリ: 64GB
    • ストレージ: 1TB
    • 価格: 税込96,790円

このスペックで10万円を切る価格設定がまずヤバイ!

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驚愕のコストパフォーマンス

10万円以下のPCはたくさんあります。
だから、価格がヤバイと言われてもと思う人もいるので、説明していきます。

まずは、特に64GBという大容量メモリを標準搭載している点です。
ゲーミングPCとかでも標準で64GBのメモリを搭載しているものは少ない。
(オプションで選ぶことは可能な場合が多い

AI PCというだけあって、AI処理や大規模なデータ処理を想定したユーザーには非常に魅力的な仕様になっている。

Ryzen 7 255の実力

搭載されているRyzen 7 255は、あまり聞き慣れないプロセッサーかもしれないが、実はRyzen 7 8745HSと同等の性能を持つ低消費電力版だ。絶対的な処理速度では最新のハイエンドCPUには及ばないものの、ミニPCという制約を考慮すれば十分すぎる性能を発揮する。
特にAI処理において、この手のコンパクトマシンとは思えないパフォーマンスを期待できる仕様です。

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拡張性という切り札「OCuLink」

このマシンの最大の魅力は、OCuLink(Optical Compute Link)ポートを搭載していることだ。これにより、デスクトップ用の高性能GPUを外付けで接続することが可能になる。
つまり、普段はコンパクトなミニPCとして使いながら、必要に応じて本格的なゲーミングマシンやクリエイティブワークステーションに変身させることができるのだ。この柔軟性は、限られたスペースで最大限のパフォーマンスを求めるユーザーにとって理想的なソリューションと言える。

まぁ別途OCuLinkに対応しているドッキングステーションとGPUが必要にはなるのですが、この拡張性はありがたい。
すでに、MINISFORUM からDEG1 外付けGPU ドッキングステーションが販売されているので、こちらを利用するといいだろう。

Amazonで1万5000円程度で販売されている。
気になる方はこちらをチェック

外付けGPUにはデメリットもあるよ

拡張性はありがたいのでうが、こういった外付けGPU製品にはデメリットもありますので、その辺を書きたいと思います。

通常のデスクトップですと、
グラフィクボード→マザーボードのpcieポートへという流れになりますが、
どうしても、外付けという構造上、
グラフィクボード→外付け用ボックスのpcieポート→Thunderbolt→マザーボード
という余計な行程を挟み、Thunderboltで一度に送信できるデータの量が大幅に減ります。
そのため、本来の性能から20%から30%程度下がります。
そもそもゲーム目的ならゲーミングPCを買うことをオススメします。

どんなユーザーにおすすめ?

AI開発者・研究者

64GBの大容量メモリとAI処理に適したプロセッサーで、機械学習モデルの学習や推論処理が快適に行える。
クリエイター
OCuLinkによる外部GPU接続で、動画編集や3Dレンダリングなどの重い作業も対応可能。
ゲーマー
外部GPU接続により、コンパクトながら本格的なゲーミング環境を構築できる。
が、本来のGPUの性能より下回るので注意が必要
ミニマリスト
デスクスペースを取らずに高性能PCを使いたいユーザーには最適。

Mac Miniとの比較

従来、コンパクト高性能PCといえばAppleのMac Miniが定番だったが、AI X1-255の登場により選択肢が大きく広がった。特にWindows環境でのAI開発や、外部GPU接続による拡張性を重視するユーザーにとって、このMINISFORUMの製品は非常に魅力的な選択肢となるだろう。

まとめ

MINISFORUM AI X1-255は、コンパクトPCの常識を変える製品だ。10万円以下という価格で64GB RAMと拡張性を両立させた設計は、多くのユーザーのニーズに応えられる可能性を秘めている。
AI時代の到来とともに、こうした高コスパなミニPCがますます注目を集めることは間違いない。手狭なデスクでも高性能PCを諦めたくないユーザーは、ぜひチェックしてみてほしい。