最近私のPC、頻繁にブルーバックで自動再起動します・・・
買い替え時なのかもしれないと思いつつ、OSは入れ直して様子見してるところだったんですが、
どうも、今主流の、Intelの第13・14世代のCPUには欠陥があり、不具合が発生しているらしい。
そんなこと聞いたら、買い替えに躊躇してしまうやないかい！
というわけで、現状どうなってるのかまとめます。
不具合報告が多数
ことの発端は、Intel第13世代～14世代CPUの不具合を報告する声が増え、ゲーム開発者やテクノロジー系メディアの間で原因の特定する動きがみられたこと。
ゲーム開発ツールを開発するRAD Game Toolsは、「BIOS設定とプロセッサーのCPUの高クロックレート、電力使用量がかみ合わないことによって発生するようだ」と推測。
電圧設定をIntelの推奨値に合わせることで回避できる可能性があると指摘。
「メーカーの設定のせいで、問題の正確な原因と最適な回避策を突き止めるような診断プロセッサ情報にアクセスできない」と不満もあらわに・・・・
Intelは調査中のまま沈黙
2024年4月初旬時点でIntelは「問題を認識し、調査中」とコメントしていたが、
4月下旬にIntelは「根本の原因はまだ特定されていないものの、該当するユーザーのほとんどはオーバークロック対応のマザーボードを使用しており、一部のマザーボードがIntelの推奨するオーバークロック設定を無視し、必要以上に性能を上げようとする仕組みを採用していることが原因の可能性がある」との公式声明を発表
が、しかし・・・
Intelのアップデートでも問題は未解決のままだとして、マルチプレイヤー恐竜サバイバルゲーム「Path of Titans」を開発しているAlderon Gamesのチームが非難
データセンター向けのいくつかのマザーボードをチェックしたLevel1Techsは「ASUSとSuper Microの故障率はほぼ同じ」と指摘しているほか、解凍処理のエラーでは1584件のうち合計1431件がIntelの第13世代～14世代に関連するもので、対照的にAMDではたった4件だったことも明らかにしています。
なお、Intelは2024年6月時点で「根本的な原因がわからず、最終的な修正はまだ」と報告
Intelもついに認める
あんまり納得できない言い訳をしていたIntelでしたが、自社のマイクロコードに原因があった」とする声明を発表しました。Intelは2024年8月中に修正パッチをリリースする予定とのこと。
なぜ分かったか。
2024年7月22日にIntelの従業員が「不具合が原因で返品された第13・14世代プロセッサーを分析した結果、一部のデスクトップPC向け第13・14世代プロセッサーで動作電圧の上昇が不安定性を引き起こしていることが判明した」とする調査結果を公式フォーラムに投稿。
投稿によると、動作電圧の上昇はマイクロコードのアルゴリズムが原因で発生しており、プロセッサーに誤った電圧要求が送信されているとのこと。
モバイル端末でも同様の不具合がおきているが、原因はデスクトップPCとは別とする見解も示しており、今回の声明ではモバイル端末には触れられていない・・・
1度クラッシュしたらもうお終い？
8月には修正パッチが配布予定ですが、いいことだけではなさそうです。
修正パッチを当ててもクラッシュが発生するのが予防されるだけで、既にクラッシュが発生したことがあるCPUの劣化は不可逆的だと報じらています。
というのも、このバグの影響を受けていないCPUに関しては、修正パッチにより、クラッシュを避けられるかもしれないが、すでにクラッシュしてしまったCPUは、過電圧がかかったわけで、見えない劣化や損傷があり、将来的にエラーやクラッシュにつながる可能性があるとのこと。
まとめ
今回クラッシュ問題が発生するCPUは、Intelの第13・14世代のi9シリーズで起こっており、
Intelも自社のマイクロコードに原因があったことを認め、8月には修正パッチを配布する予定。
しかし、このバグでクラッシュしていないCPUは修正パッチでクラッシュを回避できるかもしれないが、既にクラッシュしてしまったCPUは、見えない損傷がある可能性もあり将来的にエラーやクラッシュの原因になるかもしれないことが懸念されている。
また、i9シリーズだけではなく、65w以上の電力で動作する第13・14世代デスクトップ向けCPUも影響がある可能性も指摘されている。
修正パッチでは、既にクラッシュが発生したCPUの損傷は修復されないので、CPUを交換することが最善となる。
個人的に、いまPC買うの待ったほうがいいじゃね？
と思った。・・・・
