マウスコンピューターから2020年12月25日に、小型パソコン「mouse CT6」が登場。
小型パソコンとして、このシリーズはマウスコンピュータから度々リニューアルされて出てます。
特徴として、小型でVESAマウンタが付属し、ディスプレイ裏にも設置可能なところ
「mouse CT6」のスペックを確認していて、これはデスクトップとしていいじゃねと思ったので、紹介したい。
場所を取らないは正義だわ
コロナ禍でテレワークになった人も多いはず、これを機にノートPCだったりデスクトップを買ったり、デスクと椅子を購入した人も多いはず。
私の知人もデスクなしからデスクありへ変貌していた。
家でデスクなしで長時間の作業だと肩が凝るらしい・・・
ノートPCだと画面の小ささが作業効率を落とすや、デスクトップだと場所を取るみたいな話はよく聞く。
その点、「mouse CT6」は194㎜×150㎜×28㎜と小型なので場所を取らない
小型という点だけをみれば、「mouse CT6」より小さいものもある。
それでもこちらを進めるからには理由があるので後述します。
「mouse CT6」の性能とやらは
とにもかくにも、スペックを語らねば、話は進まない
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 4500U |
6コア / 6スレッド / 2.30GHz / ブースト時最大4.00GHz / 8MBキャッシュ | |
グラフィック | AMD Radeon グラフィックス |
メモリ | 8GB (8GB×1) スロット2(空き1) 最大64GB(32GB×2) SO-DIMM DDR4-2666 |
ストレージ | M.2 SSD 256GB(SATA) |
インターフェース | SDメモリーカードリーダー×1 背面 HDMI×1 / D-SUB×1 USB2.0×2
USB3.0×4 Type-C×1 ヘッドホン(背面 ミニジャック×1)、マイク入力 (背面 ミニジャック×1) |
LAN | 背面 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)×1 |
無線LAN | インテル Wi-Fi 6 AX200 (最大2.4Gbps/ 802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |
サイズ(mm) | 約194×150×28 約219×150×73 (スタンド装着時) |
重量 | 約591g 約749 g (スタンド装着時) |
付属品 | VESA取り付けキット・フットスタンド 電源ケーブル キーボード・マウス |
価格 | 69,800円(税別) |
CPUは第3世代AMD Ryzen 5 4500Uの6コア6スレッド、TDPは15Wということで、プラットフォーム的にはノートPC用になる。
まぁこのサイズでデスクトップ用CPUを搭載すると電源が足らない・・・
6コア6スレッド、ロックは2.3GHzから最大4GHz。キャッシュはL2 3MB/L3 8MBあれば性能は高い。
メモリも8GBでスロットに空きが1つあるので、メモリが足らないかなと思っても、8GBメモリを追加してあげれば、16GBへすぐ変更できる。
※マウスコンピューターは購入時にカスタマイズ注文できます。
ストレージはM.2 SSDのSATA接続で256GBあるので、読み込み、書き込み速度も速い。
こちらも2.5インチの拡張ベイの空きがあるようなので、ストレージを追加することができるようです。詳しくはわからず・・・・
付属品には、VESA取り付けキット・フットスタンドと電源ケーブル、キーボード・マウスが付属
ディスプレイ裏へ設置することもできるし、スタンドを使って縦置きに利用することも可能です。
本体側面の四隅に、ゴムついてるっぽいので、横置きも可能でしょうね。
充実したインターフェース
小型PCでの悩みの1つはインターフェースの少なさ、小さいが故にUSBやLANポートなど設置するスペースがなくなってしまうこと。
しかし、「mouse CT6」はインターフェースも充実してます。
最低でもキーボードとマウスを接続するのにUSB端子は2つは必要になりますよね。無線のキーボードマウスセットの場合は1つで良かったりするけども・・・
一応、マウスコンピューターのキーボード(日本語キーボード 102キー)・マウスが付属してくるけどもね。
最近の薄型ノートPCでもUSB端子が少ないこと・・・
その点、背面、全面にUSB3.0×4、USB3.0 Type-C×1、USB2.0×2というのはありがたい。
今時USB2.0でなくともと思うがキーボードとマウス用にコストカットしたからだと思われる。
有線LANポートもあるので、安定したネットライフが送れるはず。
無線の場合でも、Wi-Fi 6対応なので高速な通信も可能になってます。
※Wi-Fi 6対応ルーターや高速なネット回線が別途必要になります。
他の小型PCとどこが違うのか
「mouse CT6」が他の小型PCと比べて何がいいのかを解説したいと思います。
※あくまでも個人的な意見です。
- インターフェス類の充実
- 性能と価格のバランス
先にも少し書きましたが、小さいというところだけを見れば、7㎝×7㎝×7㎝ぐらいの小型PCもあります。しかし、小型化すればするほど、インターフェース(USBなどの端子)を搭載するスペースがなくなっていきます。その点、「mouse CT6」はインターフェースが充実しているので、外部機器を接続する場合には安心です。
性能面を見ると小型PCには基本的にノートPC用CPUが搭載されることが多い。主に電源や冷却の問題からですがね。
そして、安い小型PCは消費電力の低いCPUを利用するので性能がよろしくない・・・
PassMarkというベンチマークソフトを使った結果を見てもらいたい。
CPU名称 | PassMark | コア | スレッド | TDP | クロック | 最大クロック |
Ryzen 5 4500U | 11120 | 6 | 6 | 15W | 2.3GHz | 4.0GHz |
Core i7 1185G7 | 11901 | 4 | 8 | 15W | 3.0GHz | 4.8GHz |
Celeron N4120 | 2480 | 4 | 4 | 6W | 1.1GHz | 2.6GHz |
※ノートPC用CPUのベンチマークです。
mouse CT6に搭載されているのが、Ryzen 5 4500Uになります。スコアを見ると第11世代Core i7とあまり大差はない。安い小型PCに搭載されているCPU(Celeron N4120)と比較すると約4.5倍ほどの差があります。
Amazonなんかで安くで売っている海外製の小型PCは2万円台から3万円台で買えますが、だいたいCPUはCeleronです。
ちなみに、第11世代Core i7搭載のノートPCだと大体10万円を超えてきます。直販のネットショップでも8万円後半からになる。Ryzen 5 4500U搭載のノートPCだとIntel製よりかは安く7万円ぐらいからある。直販で安ければ5万円後半からあったりもする。
mouse CT6は価格のバランスを見ても、ぼったくりのような高さでもない。
かといって、激安や破格というわけではないが、適正価格だといえる。いやむしろ頑張っているほうですね。
mouse CT6はどんな用途に使える?
mouse CT6、初めてデスクトップを買う人には手頃な価格で安心して利用できると思います。
Officeソフトを使った作業がメインであったりする場合も、性能としては十分です。
画像の加工や動画編集は出来なくはないが、あまり向いてはいない。
動画編集時の書き出しにかなり時間がかかるかなと・・・
かといってまったくできないというわけではないので、メインの作業ではなく趣味程度に動画を作るなどはできるかと思います。
動画編集とかをメインにしたいなら、ちゃんとしたデスクトップを買ったほうがいいですね。
他にもネットゲームをする場合もあまり向いてない、グラフィックボードも搭載してませんのでね。