ZOOMのカクつき・落ちるトラブルの原因は何?自分で解決するには

PCトラブル

コロナ禍のため、テレワークや在宅ワークをせざるを得ない状況になった人が多いと思います。
そして、ビデオ会議ツールを利用する人が増え「ZOOM(ズーム)」が一気に注目を集めました。

この手のビデオ会議ツールに切っても切り離せないトラブルが「映像が途切れる」「音声が途切れる」「画面がカクカクする」「落ちる」といったトラブルです。

大事な会議で音声が途切れて聞き逃したりするとイライラしますよね。

いくつかの解決方法を紹介しますので、もしトラブルが起こっても自力で解決できるようになってほしいです。

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そもそもスペック足りてる?

ZOOMはスマホ、タブレット、パソコンと両方で利用できます。
たくさんのデバイスに合わせてソフトウェアを作るって大変です・・・
なので、ZOOM側も推奨環境を設定しています。

最近の製品を使っているのであれば、だいたい問題ないのですが、一応紹介しておきます。

パソコンの推奨環境

パソコン版のZOOMはWindows、macOS、Linuxに対応してます。
サポートOSは、以下

  • macOS XとmacOS 10.9以降
  • Windows XP with SP3以降~Windows 10
  • Ubuntu 12.04以降
  • Mint 17.1以降
  • Red Hat Enterprise Linux 6.4以降
  • Oracle Linux 6.4以降
  • CentOS 6.4以降
  • Fedora 21以降
  • OpenSUSE 13.2以降
  • ArchLinux(64ビットのみ)

パソコン版はWindowsとMacを使っている人が大半だと思います。
ここで一つ注意点、「Windows10 Sモード」はサポートされていませんので、ご注意を!

OS側が問題なくとも、使っているブラウザが悪い場合もあります。

  • Windows:IE 11+、Edge 12+、Firefox 27+、Chrome 30+
  • Mac:Safari 7+、Firefox 27+、Chrome 30+
  • Linux:Firefox 27+、Chrome 30+

上記以外のブラウザを使っている場合や古いブラウザを利用している場合はアップデートしてください。

OS、ブラウザと問題なくても、物理的なスペックが足りないこともあります。
最低でも、CPUはシングルコア1Ghz以上が必要となってます。これは最低なのでZOOMのみを動作させる場合と思ってください。
複数のアプリケーションを動作する場合はデュアルコア2Ghz以上(i3/i5/i7またはAMDと同等)が必要になります。

また、メモリーも4GB以上が推奨されています。4GB以下のメモリーの場合、ZOOMがカクカクするや映像が固まるなど起こる可能性があります。

ZOOMは、参加者のネットワーク環境に基づいて、最適化されます。音声が途切れるや画質が悪いといったトラブルの大半は、ネット回線の速度の問題だったりします。

  • 1対1のビデオ通話の場合:
    • 高品質のビデオでは600kbps(アップ/ダウン)
    • 720p HDビデオでは1.2 Mbps(アップ/ダウン)
    • 1080p HDビデオの受信には1.8 Mbps(アップ/ダウン)が必要
    • 1080p HDビデオの送信には1.8 Mbps(アップ/ダウン)が必要
  • グループビデオ通話の場合:
    • 高品質のビデオでは800kbps/1.0Mbps(アップ/ダウン)
    • ギャラリービューおよび/または720p HDビデオ:1.5Mbps/1.5Mbps(アップ/ダウン)
    • 1080p HDビデオの受信には2.5mbps(アップ/ダウン)が必要
    • 1080p HDビデオの送信には3.0 Mbps(アップ/ダウン)が必要
  • 画面共有(ビデオサムネイルなし)の場合:50~75kbps
  • 画面共有(ビデオサムネイル付き)の場合:50~150kbps
  • オーディオVoiPの場合:60~80kbps
  • Zoom Phoneの場合:60~100kbps

回線速度を計測するWebサイト

がありますので、こちらを確認してみてください。

※マンションなどの集合住宅の場合、時間帯によっては、ネットにアクセスする人が増え回線速度が著しく遅くなることがあります。

スマホ、タブレットの推奨環境

スマホ、タブレットでのサポートされているOSは以下になります。

  • iOS 7.0またはそれ以降(iPad Pro、iPad Mini、iPad 2またはそれ以降)
  • Android 4.0xまたはそれ以降
  • Kindle Fire HD

スマホ、タブレットに関しては、4、5年前ぐらいの端末でも十分動作するようです。

サポートしているブラウザは以下

  • iOS:Safari5+、Chrome
  • Android:Webkit(デフォルト)、Chrome

ブラウザをアップデートしてない場合はアップデートしてください。

CPU(プロセッサ)に関しては、1 GHzシングルコアプロセッサまたはそれ以上
4、5年前の端末であれば、問題ないと思います。

ネットワークについて
WiFi使用時の推奨帯域幅:

  • 1対1のビデオ通話の場合:高品質ビデオの場合は600kbps(上り/下り)、HDビデオの場合は1.2 Mbps(上り/下り)
  • グループビデオ通話の場合:高品質ビデオの場合は600kbps/1.2Mbps(上り/下り)ギャラリービューの場合:1.5Mbps/1.5Mbps(上り/下り)
ZOOMは、参加者のネットワーク環境に基づいて、最適化されます。画質が荒いと感じたりする場合はネット回線が遅い場合に起こります。

ネット回線が混雑しているや電波が悪い場合に音が途切れたりします。

スマホやタブレットの場合、回線速度を図るアプリやサイトがあるので一度試してみてください。

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カクつき、音飛びを軽減するコツ

ZOOMの大半のトラブルはネット回線速度で解決できますが、メモリー4GBのパソコンやCPUが非力な場合、ZOOM以外のアプリケーションを使用していたり、ブラウザのタブを複数開いていたりするとその分、メモリーを使います。CPUも動作処理するためにリソースを割きます。
なので、使っていないアプリケーションやタブは閉じることをオススメします。

ZOOMを使っていてある程度時間がたつと、音飛びするや固まるような場合は端末側で処理が追い付いていない可能性があります。

端末を再起動するというのも1つの手です。
スマホやタブレットの場合は、電源をオフ、再び、電源オンで大丈夫です。

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Chromeを使ったZoom会議をする場合

Zoomのwebクライアントを使わず、webブラウザから参加することもできます(機能制限あり)
Chrome、Firefox、Chromium Edgeの利用が推奨されていますが、Chromeを使う場合は1つ確認してほしいことがあります。

Chromeの「設定」から一番下にある「詳細設定」を開き、システム欄にある、「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」がオフになってますでしょうか?

オフになっているなら問題ないのですが、「オン」になっている場合、ビデオがカクついたり、固まってしまったりすることがあります。「使用可能な場合は使用する」となっているので問題はないはずなのですが、カクカクするや固まるが頻繁に起こる場合は確認してみてください。

ZOOMのバージョンは合わせよう

ZOOMなど、アプリケーションは必ずアップデートというものがつきものです。
参加者の中でバージョンが異なる場合、音声が途切れたりする場合があります。

参加者全員、同じバージョンのZOOMを利用することをオススメします。
こまめにバージョンアップを確認してください。

PC版を利用している場合は、ZOOM起動後、アカウントから、「アップデートの確認」をクリックし、アップデートがないか確認してみてください。

どうしようもない事例(ZOOMのせいだわ)

ZOOMも万能というわけではありません。ZOOM側の問題ということもあります。

ZOOMのアプリケーションを利用している場合は、アプリケーションをアップデートすることで解決することもあるので旧アプリをアンインストールし新しいバージョンを利用してみてください。
※アプリケーションをアップデートすることで不具合が起こることもあります・・・・
アップデートしたことで不具合が起こる場合は、「ZOOM ダウングレード」や「ZOOM 旧バージョン」などで検索してみてください。

ZOOMのサーバートラブル

ZOOMはここ最近一気に注目を集めたサービスです。
「自分だけZOOMに参加できない」ではなく、複数の人が参加できないや複数の人が固まるや音飛びするといった症状がでる場合は、ZOOM側のサーバーがパンクしそうになっている場合があります。

ZOOMの利用者が増えたことによって、ZOOM側のサーバーが混雑するわけです・・・
このような場合は、ユーザーからはどうしようもないので、ZOOM側に任せるしかないです。

もし、あまりにも複数の人がZOOMだと問題があると訴える場合は、別のビデオ会議ツールを利用することをオススメします。

番外編:地味なトラブル

ZOOMに参加できないなどのトラブルは何も、パソコンやスマホのスペックに問題があるばかりではありません。
中にはちょっとした勘違いやデバイスの仕様のせいとうこともあります。

そんな地味なトラブルを紹介しておきます。

LINEで招待URLが届いた場合は注意せよ

LINEのグループチャットで連絡するとか結構やってる人多いと思います。
ZOOMの招待URLをここに送ったりすることもあると思いますが、この場合注意が必要です。

LINEに送られた招待URLをそのままタップしてもLINEで開こうしてしまうためエラーが起こりZOOMに参加できないことがあります。
これはLINEの仕様なのでURLをコピーして対応しているブラウザで貼り付けて起動するようにしてください。

「ミーティングのホストは間もなくミーティングへの参加を許可します」?

Zoomに接続する時に「ミーティングのホストは間もなくミーティングへの参加を許可します、もうしばらくお待ちください」と表示される場合があります。

ホストユーザー(主催者)の承認制となっているので、承認されることで参加できますので待ちましょう。

もし、ホストユーザーに確認しても参加できない場合はZOOM側でトラブルが発生している可能性もあります。

「このホストは既にミーティングに参加中です」

定刻を過ぎてもZOOMでのミーティングが始まらない・・・「このホストは既にミーティングに参加中です」と表示される。
このメッセージが表示される場合は、ホストユーザーが別のミーティングに参加していたり、別のミーティングを開いている場合があります。
この場合、ホストユーザーに確認してみるといいですね。