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旧車乗り必見KAWASAKI Z2・Z1シリンダーヘッドが再生産される,まずは1000個から

z1エンタメ

川崎重工が「750RS」(1973年発売。以下、Z2)および、その国外向け輸出仕様である「900 super4」(1972年発売。以下、Z1)シリーズのシリンダーヘッドを愛好家向けに再生産します。

旧車乗りなら必ず知っているZ2・Z1

生産されてから約半世紀はたった今でも人気のモデルで、中古車市場でも高値で流通しています。

特に当時のままに近いモデルは希少で価格も500万円を超えることもある。

2017年末にをZシリーズの最新モデルとしてZ900RSを販売開始したことは記憶に新しい

左側がZ1、右側がZ900RS

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Zシリーズのシリンダーヘッドが復活する

どんなに優れたエンジンであっても、必ず消耗してきます。

半世紀近くの前のエンジンということもあって、Z1やZ2など旧車のエンジンは希少です。

今回はシリンダーヘッドのみの再生産になりますが、それ以外の部品に関しては、オーナーの声などにより検討されるそうなので、ぜひ欲しいパーツの声を上げてほしいです。

部品構成

Z1、Z2のシンダーヘッドパーツの構成は以下

  • カムシャフトブラケット
  • バルブ、その周辺部品
  • タペット

となっています。

また、当時の金型をそのまま使うわけではなく、図面を元に現代的な製造技術・製造方法を用いて作るそうなので、単純に復刻というより、現代版に進化するといった方がいいかもしれません。

注意点

  • 当時の製造技術・製造法の結果として生じた細部の形状や表面の質感などを復元するものではない。
  • カムシャフトやシリンダーヘッドカバー、ガスケット類は含まない。
  • 排気管取り付け要のスタッドボルト寸法は後期型のM8を採用している。
  • KZ1000Mk2などの「角ヘッド」のモデルには適用していません。

また、川崎重工業株式会社、株式会社カワサキモータースジャパン、カワサキプラザネットワークおよびカワサキ正規取扱店でのシリンダーヘッドの組替えは行っていないので、自身で組み換えを行うか、整備業者を探す必要があります。

販売方法

2019年秋に開設予定の販売専用サイトにて受注を開始。
2020年より販売開始予定。

  • ※ 本品の製造および販売元は川崎重工業株式会社です。
  • ※ 株式会社カワサキモータースジャパン、カワサキプラザネットワークおよびカワサキ正規取扱店での販売、取扱いは行いません。

となっています。

販売価格も未定ですが、シリンダーヘッドなのでなかなか高価かもしれないですね・・・

受付は特設サイトからとなっていますので、こちらを確認してください。

初期生産は1000個で、注文状況に応じて増産が検討されます。

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再生産シリンダーヘッドの適合表

1979年以降のモデル(通称⾓ヘッド)には適合していない。

スタッドボルト径がM8の物を抜き出しました。

排気量750(746)㏄

型式年式カタログ記載名

( )は通称・商品名

仕様地シンダーヘッド色品番スタッドボルト径
KZ750A1976Z750-A4(Z750FOUR)日本11002-016-2HM8
KZ750A1976~77Z750-A5(Z750FOUR)日本11002-024-21M8
KZ750D1977Z750-A5(Z750FOUR)日本11002-024-21

11002-1011-21

M8
KZ750D1978Z750-A5(Z750FOUR)南アフリカ11002-1011-2HM8

900(903)㏄

型式年式カタログ記載名

( )は通称・商品名

仕様地シンダーヘッド色品番スタッドボルト径
KZ900A1977KZ900-A5 (KZ900)アメリカ11002-024-2HM8
KZ900A1977Z900-A5 (Z900)オーストラリア11002-024-2HM8

詳細はこちらを参照してください。

参照元川崎重工