「動画SNS見放題」の規制か、余計なことしかしない総務省

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携帯電話事業者が、特定の動画サイトやSNSを利用した際のデータ通信量を料金プランの通信容量から差し引かず、見放題にする「ゼロレーティング(カウントフリー)」という仕組みに総務省がまったをかけた。

総務省は「ゼロレーティング」に一部規制する方針を固めている。
総務省の有識者会議「ネットワーク中立性に関する研究会」の議論をもとに第7回の会議で中間報告書案が出され、規制の方向性も盛り込まれるそうです。

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ゼロレーティングがなぜダメなのか

第6回の有識者会議でゼロレーティングについて課題がまとめられてます。
資料についてはこちら


要するに、特定のコンテンツやアプリの利用でデータ通信量をカウントしないゼロレーティングは、「全てのインターネットトラフィックを平等に取り扱う」というネットワーク中立性に関する一般原則から逸脱していると言っていますね。

公平性で言えば確かにそうですが、利用している一般ユーザーからすれば、迷惑な話です。

ソフトバックを例にあげると「ウルトラギガモンスター+」というサービスがある。
毎月50GBまでデータ使用ができるプランで、月額3480円から利用できる。
ギガノーカウント対象サービスにyoutubeAbemaTVTVerGYAO!HuluLineInstagramFacebook、Tik Tokが入っている。

これらのサービスは若者にも人気のサービスで利用ユーザーは多い、もし規制されれば、あっという間に利用ユーザーはパケット制限にかかるだろう。

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動画SNS見放題規制は絶対ではない?

総務省もなんでもかんでも規制するというわけではなさそうです。

カウントフリーは新しいサービスで、「まず規制ありき」は望ましくない。だが、新しいサービスだけに、完全に自由だと、行き過ぎがあるかもしれない。行き過ぎないようなルール・基準が必要だ

としている。

ゼロレーティング(カウントフリー)はまだ新しく始まったサービスであり、電気通信事業法上「ここまではOK、ここからはダメ」といったルールがまったっくない状態です。
そのため解釈のガイドラインを作成するイメージです。

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NGになる例は?

支配的な立場にある事業者が、他社を排除するような形態はNGになるようです。理由は、独占禁止法上の問題もあるためだとか
例えば、キャリアAが動画サービスBをカウントフリー対象にする場合、キャリアAから動画サービスBに対して、「ほかのキャリアとは契約しないように」と強制するようなことはNGになる。

ちなみに、現状、動画SNS見放題のゼロレーティングサービスにNGになるようなものはないそうです。

まとめ

総務省はゼロレーティングを規制ありきでは考えてない。ただ、新しいサービスなので、ガイドラインは必要だと思っている。
また、現状のサービスがダメということにはなっていない。

しかし、一人あとりのトラフィック量が増加している昨今ではこういったサービスは規制される可能性はある。