あるあるを体感する本「ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた」

エンタメ

たまには本を読もう。電子書籍ではなく紙媒体のを!と思った今日この頃、
面白そうな本を見つけて買ってしまった。


「ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた」
って本だ。

目次を見ただけで1度でも開発に関わったことがある人ならわかる、あるあるが出てくる。
私自身、今はソフトウェア開発はやってないが、過去に経験はある・・・・

これからエンジニアを目指す人、エンジニアとして活躍している人是非、読んでほしい。
失敗しないためにも・・・

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目次を読んだだけでもオラ、ワクワクすっぞ

開発に関わったことがる人なら目次を見るだけでも、嫌な過去を思い出してしまう。
そんな目次を一部紹介したい。

Chapter 1 企画で失敗

Episode2
みんなの願いをかなえたい「八方美人仕様」

これは私も体験したことだった。
開発が進んでいるにも関わらず、追加の要望がねじ込まれる。追加だけならまだしも、納期は変わらないというね・・・

大概、こういう時は、今まで会議にすら参加したことない部長とかが言い出してる。

これ経験した人多いと思う。

Episode5
ほっとくだけでも大問題「新OS地獄」

何気にソフトウェア開発において、問題になるやつ。セキュリティ要項や通信周りの変更でうまく動作しなくなるやつ・・・・
webサイトとかだとブラウザの互換とか言えばわかるかな・・・ブラウザも多いからね。

私も、悩まされたことがある。時代はさかのぼるが、WindowsXPのサポートがとうとうなくなるとなった時の話である。
だいたい2014年頃・・・
中途で入った会社の社内には、まだXPの人もいれば、Vistaの人もいたり、Windows7の人もちらほらおり、各OSによって違う挙動が出てくる・・・なぜかwin7の一部の人だけ起動すらできないとかね。
win7に至っては、なぜか32Bitマシンと64bitマシンの人がいたり・・・(´◉◞౪◟◉)

誰やねんPC買ったやつ!
しかも、このころは消費税が5%から8%へ上がった年でもあるのです。
お金周りのソフト開発者は大忙しだったと記憶してます。

とまぁChapter 1のEpisodeをたった2つ紹介しただけでも過去がフラッシュバックする内容だ。
開発を長くやっている人はもっとあるあるがでてくる。

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両手を挙げたくなることもある

Chapter 3のEpisode18に出てくる「もう開発環境がない「伝説のオーパーツ」」
という話がある。

古いシステムが長年、改修されることなく動き続けていることがある。
PCを新調したことで、動作しなくなるやつです。はい・・・

開発ソースがないとか、案件に関わってた人はもう皆、辞めているとかね。
ソースはあっても、ドキュメント類が一切ないことも、しばしば・・・
そうなるとソース解析から始まるんだけどね・・・
VB6で開発されてるとか・・・COBOLが現役で使われてることも・・・

こんなの案件を担当させられると、両手を挙げたくなるよね・・・・

なんで、こんなことが起きるかというと、一番の理由は「お金」だと思う。
クライアントは、正直動作しているなら、そのままでいいかとなる。そもそも1から作り直す予算なんて、ないんだから。

また、開発者側の会社も長らく問題なかったのに、変えた際に問題が出ると、クライアントから「ドえらく責められます」場合によっては損害賠償も出てくる。なので正直動作しているなら、積極的にシステム入れ替えを提案はしたくない。

こうして、「パンドラの箱」は生まれる。

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個人的感想

まだまだ、紹介したい気持ちもあるが、ネタバレになってはいけないので、興味がわいた人は是非読んでほしい。
まだ、全部読み終えてないが、時代が変わっても問題の本質の部分は変わってないなぁと思った。

これからエンジニアを目指す人、エンジニアとして活躍している人にオススメできる本だと思うし。
今後に活かせる本だと思う。