Macを利用しているとたまに起こる「アプリケーションのメモリが不足しています」というアラート見かけたことないですか?
まぁアラートが表示されるとドキっとしますよね。
「何が起こった?」とこれもしかするとただのバグの可能性がありますよ・・・・
今回紹介したいのはこのアラートが本当に警告なのかバグなのか見分ける方法を紹介したいと思います。
Macのメモリ(RAM)に何が起こっているか
基本的にWindowsマシンだろうがMacだどうが、パソコンにはメモリ(RAM-ランダムアクセスメモリ)が搭載されています。
パソコン購入時の店頭でも表示されていることが多いですよね。
CPU-〇〇〇
RAM-〇〇GB
SSD-〇〇GB
てな具合に、もう少し踏み込んで説明すると、アプリ実行やタスクを同時に実行に、データをパソコンに短時間保存することで迅速なアクセスを可能にしてます。その役割を果たしているのが、メモリ(RAM)です。
簡単に説明するとメモリ(RAM)がたくさん搭載されていれば、やれることが増え、メモリ(RAM)が少なければやれることが減ります。
AppleのmacOSはRAMの管理が上手いので、一度に大量のタスクを実行しない限り、気にすることはないですが、時々限界を超えることがあります。メモリ(RAM)が対応できる範囲を超えた場合にアラートが出るようになってます。
しかし、16GB、32GB、64GBのメモリ(RAM)を搭載したmacで比較的メモリを多く使うアプリケーションPhotoshopやFinalCutProなどを実行しても、アラートがでることはないのに、なんてことはないタスクを実行中にアラートが表示されたりします。
この問題、実は新品のM1ProやM1Max MacBook Proから、古いIntelベースのMacまで多岐にわたり報告されています。
バグなのかを見分ける方法
アラートが表示されたときに、それが本当にメモリ(RAM)の不足によるものなのか、ソフトウェアのバグなのか判断するのは難しいです。
この時に確認する必要があるのは、「アプリが使用中のメモリ量」です。
「アクティビティモニタ」から、アプリのメモリ使用量が妥当か確認するのが一番です。
アクティビティモニタの開き方
- Finderをクリック
- アプリケーションをクリック
- ユーティリティーをクリック
- アクティビティモニターを開く
または
- 「Spotlight」を立ち上げる(「command+スペースキー」を同時に押し)
- 検索スペースに「アクティビティモニター」と入力する
- 「Enter」をクリックする
ほとんどのアプリは数MB程度のメモリを使ってます。多くても1桁GBのメモリです。
もし、2桁GB以上のメモリを使用しているアプリがある場合は、メモリのバグの影響を受けている可能性が高いです。
もし、特に異常のあるアプリケーションがみつからない場合は、本当にメモリが不足しているのかもしれません。
その場合は、macにメモリを追加することをおすすめします。
M1チップがメモリ解放をうまくできない
「M1」「M1 Pro」「M1 Max」といった新型macシリーズですが、演算処理、電力効率の高さから高評価を得ています。しかし、上記にも記載した「アプリケーションのメモリが不足しています」のアラートが表示されたり、最悪フリーズするという問題が発生してます。
So glad I got 64GB of memory on my new Mac so I can use 26GB of it for control center… Wait… what. pic.twitter.com/inCOPaii1o
— Gregory McFadden (@GregoryMcFadden) October 28, 2021
海外で報告されている一例です。
コントロールセンターが26GBものメモリを消費していると表示されています。
ちなみに、mac本体には64GBのメモリを搭載しているとのことで、実に半分近くのメモリを1つのアプリケーションが占有していることになる。
他にもSafariが大量にメモリを消費するなど事例が報告されている。
このツイート主のmacOSは2021年10月にリリースされた「macOS Monterey」ではなく、「macOS Big Sur」とのことで、最新OSが悪いとかではなく、M1チップに原因があるのではないかと言われてます。
まとめ
最新もmacから古いmacまで様々なmacマシンでアラートが表示されることがありますが、焦らず、アクティビティモニタでどのアプリがメモリを占有しているのか確認し、アプリを閉じるなりmacを再起動するなりを行ってください。
それでも改善されない場合は、サードパティ製のメモリ解放アプリを利用してみてください。
あとは、Appleから修正パッチがリリースされることを願うのみです。