サポート対象外の端末に新しいOSをインストールするメリットとデメリットの話

ITニュース

新MacBook Proが登場しmacOSも新しく、macOS Montereyが登場しました。
Windowsも10が最後といいつつ11がリリースされました。

新しいOSが登場するこれはパソコンだけではなく、スマホも同じです。
OSのアップグレードする必要性はセキュリティの問題やシステム効率など新しいほうが優れているのも確かです。

しかし、OSのアップグレードで切り捨てられる端末があるのも事実・・・

PCやスマホを2,3年おきに購入し直すとなると、お財布事情がツライですよね。
中には、抜け道的に古いPCに新しいOSをインストールすることを実行する人もいます。

今回は古い端末に新しいOSをインストールする方法を簡単に説明しつつ、そのメリットとデメリットを紹介したいと思います。

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なぜ端末は切り捨てられる

世界的にも、世の中は、脱炭素だ脱石油などと環境問題が取り上げられ、リサイクルやエコをアピールする企業も増えている。
しかし、PCやスマホといったデジタル機器は長く使おうとしても、その根幹となるOSがサポートを切ってしまいます。

なぜ、端末は切り捨てられるのか・・・

理由は様々あるのですが、一番大きい理由は、「古い技術が新しいソフトウェアについていけない」からです。
たとえ、古い端末で特定の新機能を使えないようにするとしても、古い端末を新しいソフトウェア開発で対応するとなると複雑になります。また、対応端末が増えることで考慮すべき項目も増えコストがかかる。

まぁコストを掛ければ対応は可能な部分と物理的に無理な場合とあるわけですが、サポートをやめる背景には、ビジネス的な戦略でやられていることが多い。1つの端末が一生涯使える場合と都度、購入してもらうでは稼げる額が違うのでね。

とはいえ、消費者としては、そう安くない端末を長く使いたいと思う。
最近では、多くの人が古い端末でも十分に使えると気づき、古い端末に新しいソフトウェアをどうにかインストールしてやろうとする人も増えてます。

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古い端末に新しいOSをインストールするメリットとデメリット

古い端末でも十分使えるなら長く使いたい。その気持ちはわかりますが、メリットとデメリットも知っておかないと後悔することになります。
特にデメリットの部分・・・

メリットとデメリットを簡単に説明します。

メリット編
メリットを上げると以下のようになる。
  • 新しい機能が利用できる

この1点のみといっても過言ではない。「それだけか?」と思われるかもしれないが、むしろデメリットの方が多い。
買いかる前にちょっと試してみたぐらいの気持ちで行うぐらいがちょうどいいです。

そもそも、サポートを切られた端末なのでセキュリティ面が万全でなかったり、予期せぬ動作をする可能性があります。

デメリット編
メリットでは新しい機能が使えるという点しかないと書きました。またデメリットの方が多いとも書きました。上げるとキリがないので分かりやすい部分を上げると以下です。
  • 今後アップデートできるか不明
  • 前よりパフォーマンス低下する可能性がある
  • クラッシュして文鎮化
  • 周辺機器が対応していない
  • セキュリティ面が万全でない

古い端末に新しいOSがインストールできこれから使っていく上で問題なさそうだなと思っても、今後アップグレードに対応できるか不明です。OSのような基幹部分は常にアップグレードされます。バグなどもアップグレードで修正されますが、アップグレードができない可能性があります。
別のソフトウェアをインストールしようとした場合に予期せぬ動作をする可能性など上げだすとキリがない・・・

また、OSが新しくなることで最小要件が高くなった場合、OSの処理が追い付かず、パフォーマンス低下する場合やエラーで落ちることが頻発する可能性があります。最悪、復帰不可能になることも・・・
もちろんそうなった場合メーカーサポートなんて受けれませんので自分で行うしかない・・・

周辺機器のドライバーが対応していないや別のソフトウェアとの相性が悪いなど、サポート対象の端末でも起こりうることがもちろん起こります。
場合によっては、ドライバーがインストールできないために、wi-fiが使えないや音がでないなんてことが起こる可能性があります。

セキュリティ要件を満たしていない端末の場合はセキュリティ面が万全でないため、マルウェアなどの悪意あるソフトウェアに弱い可能性があります。

WindowsとMacの古い端末で新しいOSをインストールする方法を簡単に紹介しますが、
あくまでも個人の責任で行ってください。

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古い端末にWindows11をインストールする方法

Windows11はこれまでのWindowsよりシステム最小要件が高めに要求されました。

救済策として、マイクロソフト公式が古い端末にWindows11を入れる手順を案内しています。
しかし、「非推奨」であり、「自己責任」とされています。
※ここでは詳しくインストールする方法は説明しません。

要件を満たさないWindows10からWindows11をインストールする場合、要件であるTMP2.0やCPUのチェックをスキップしてWindows11をインストールすることになります。最悪深刻な問題が発生しクラッシュする可能性もありますので、自己責任でやってください。

  • Windows11のインストールメディアを作成する
  • Windows10のレジストリキーを作成する
  • Windows 11のインストールメディアを実行
  • 手順にそってインストール

上記のような流れになる。ググればやっている人のブログ当にたどり着けると思います。

古いmacに新しいOSをインストールする方法 その1

macOSの最新は、「macOS Monterey」ですが、その前のOS「macOS Big Sur」までのやり方を簡単に説明しますが、こちらも「非推奨」で「自己責任」でやってください。

基本的には2008年以降のmacが対象になります。
ここでは、「OpenCore Legacy Patcher」というユーティリティを使います。
このユーティリティは、OSを騙して実際よりも新しいmac(ハードウェア)を使っていると思わせるものになります。
また、OpenCoreを設定するには、対応しているMacだけでなく、16GBのUSBドライブが必要になります。

詳しい手順は「OpenCore Legacy Patcher」をググってもらえればわかるかと思います。
参考までにyoutube動画も貼っておきます。

古いmacに新しいOSをインストールする方法 その2

最新のmacOS「macOS Monterey」を利用したい場合は、現状だと、「OpenCore Legacy Patcher」では対応できません。今後対応するかもしれませんが・・・

macOS Montereyは、2013年と2014年のMacBook Pro、MacBook Air、iMac、2015年のMacBookがサポート対象外となりました。
このモデルを持っている人は、macOS Montereyのベータ版のインストーラーを使用することでインストレールが可能です。

あくまでも自己責任で