M1 Macにはサンダーボルト接続の外部SSDがいい理由

ITニュース

2020年MacBookはさらなる進化をとげ、Appleの独自CPUへ回帰しました。
「Apple Silicon」や「M1」なんて呼ばれてます。

その出たばかりのM1 Macですが、面白いベンチマーク結果を出している記事を見かけたので紹介したい。

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外部ストレージはSSDの時代へ

PCを使う上で、持ち運ぶことを前提としたデータであったり使い分けは重要です。
データを持ち運ぶことはなくとも、PC本体のストレージが足らなくなってきたなどある場合、外部ストレージに頼ることになります。

ひと昔前だと、外部ストレージといえば、大容量のHDDが主流でした。
しかし、最近だと大容量のSSDもだいぶ値段が下がってきたので、場所を取らないという理由からSSDを使う方も増えてきました。
データの読み書きを早くするためには、HDDよりSSDのほうがいいってのはもはや当たり前の事実。

PCにとどまらず、PS4やPS5などのゲーム機のデータを保存するために外付けSSDを利用している人も多い。

SSDを使うなら最大限その速度を出せる環境を用意したくなるのはガジェット好きにはあるあるの話。

安くなってきたSSDですが、HDDの価格の下落が激しいので差はいまだに倍近い差はある。たとえば、1TBのHDDが7000円台で購入できるの対して、SSDだと1万2000円ぐらいはする。

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外部SSD USB3.2 Gen2の比較

MacBook Air (M1, 2020)

MacBook Pro (15-inch, Late 2016) 
この2つのMacBookでOther World ComputingのThunderbolt 4対応ハブ「OWC Thunderbolt Hub」に付属するThunderbolt 4ケーブルを使い、SSDドライブケース「MPC-DCM2U3C」をマウント後、M1ネイティブ対応した「Blackmagic Disk Speed Test」を使ってベンチマーク計測している。

ちなみに、SSDドライブケース「MPC-DCM2U3C」ってのはこんなの↓

「Blackmagic Disk Speed Test」のベンチマークは↓

左がM1 Mac(2020) 右がIntel Mac(2016)

M1 Mac Intel Mac
Write(書き込み) 546.8MB/s 891.1MB/s
Read(読み込み) 523.2MB/s 948.9MB/s

M1のApple T8103USBXHCIコントローラーでIntel MacのApple USBXHCIARコントローラーの場合
Apple USBXHCIARコントローラーの方が約1.7倍速いという結果が出ている。

USB3.2接続の場合、Intel MacのほうがHUB経由にも関わらず、読み書きが早い!!

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外部SSD Thunderbolt 3の比較

MacBook Air (M1, 2020)

Mac Pro (2019)
この2つをSamsung製Thunderbolt 3接続ポータブルSSD「Samsung Portable SSD X5」をマウントしてベンチマークを計測

ちなみに「Samsung Portable SSD X5」は↓

「Blackmagic Disk Speed Test」のベンチマークは↓

左M1 Mac(2020)右Mac Pro (2019)

M1 Mac Mac Pro
Write(書き込み) 2009.3MB/s 1891.5MB/s
Read(読み込み) 2573.1MB/s 2576.3MB/s

書き込みはM1 Macのほうが若干速いが読み込みは同性能という結果になっている。

Thunderbolt 3接続ドライブを使用する上で差はないわけですね。

結果から考察

結果を見てもらった上で、USB3.2 Gen2の場合M1 Macは最新にも関わらず、型落ちのMacBook Pro (15-inch, Late 2016) より読み書きが遅い。これは、
M1のApple T8103USBXHCIコントローラーと、Intel MacのApple USBXHCIARコントローラーによる差なのだろうか?

しかし、Thunderbolt 3接続ポータブルSSDでは同性能ということなので、M1 Macをもう買った人は外部ストレージを利用する場合はThunderbolt接続できる外部SSDを用意したほうが読み書きはスムーズにいくと思います。

まぁ実際、体感するほどの差はないかもしれませんけども・・・・

参照記事:ITmedia