キーボードが脱着できる2in1パソコン、Surface Proシリーズ、マイクロソフトから新型が発表されました。
「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の2つがリリースされます。
ちなみに、最小構成の直販価格はSurface Pro 7が749ドル(約8万円)、Surface Pro Xが999ドル(約10万7000円)
となっているが、日本ではまだ発売未定なため、多少、日本価格で値段が上がるのではと思ってます。
「Surface Pro 7」とナンバリングされているものは、前モデルの「Surface Pro 6」の後継モデルだとすぐにわかりますよね。しかし、「Surface Pro X」といきなり言われても、どういうモデルなのかピンとこない・・・・
そこで、「Surface Pro X」と「Surface Pro 7」何がどう違うのか比較したいと思います。
同時に発表された、Surface Laptop 3については下記参照です。
Surface Pro XとSurface Pro 7の見た目を比較
とにかく見た目で判別できるようにしたいところ、
パッと見てわかるのが、キーボードがの取り付け方が違う?それと、Surface Pro Xの本体が薄いように見えますね。(詳細スペックのサイズを参照してください。)
Surface Pro 7のキーボード
前モデルと同様のようで、上の画像では斜めにキーボードが取り付けられてますが、実際に使うときには、下の画像のようにフラットにして利用できます。
ここの部分はマグネット式なのでね。
わざわざ、斜め状態に接続されている写真を掲載しているには理由があります。Surface Pro XとSurface Pro 7ではキーボードが違います。
Surface Pro Xのキーボード
Surface Pro Xは専用キーボードとなっているようで、赤枠部分にSurface Slim Penが収納できるように設計されています。
ちなにみ、Surface Pro 7はpenを本体サイドや裏にくっつける形です。
Surface Pro XとSurface Pro 7のスペック比較
さっそくスペックを比較したいと思います。画像ではSurface Pro Xのほうが薄いように感じたが、実際は1㎜も満たない程度の差のようで、単に色の違いによる錯覚だったようです。・・・・
Surface Pro X | Surface Pro 7 | |
本体サイズ | 287 mm x 208 mm x 7.3 mm | 292 mm x 201 mm x 8.5 mm |
ディスプレイ |
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メモリ | 8GB または 16GB (LPDDR4x) RAM | 4GB、8GB 、または 16GB LPDDR4x RAM |
プロセッサ | Microsoft SQ1 |
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ストレージ | SSD (取り外し可能な ソリッド ステート デバイス)
オプション: 128、256、または512GB |
SSDの選択肢:128GB、256GB、512GB、または 1TB |
駆動時間 | 通常のデバイス使用時間は最大 13 時間 | 通常のデバイス使用時間は最大 10.5 時間 |
グラフィック | Microsoft SQ1 Adreno 685 GPU |
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外部端子 |
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セキュリティ |
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カメラ、ビデオなど |
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ソフトウェア |
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ワイヤレス機能 |
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外観 |
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重量 | 774g | i3、i5: 775 g
i7: 790 g |
センサー |
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付属品 |
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オプション アクセサリ |
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Surface Pro 7の特徴
Surface Pro 7のプロセッサ(CPU)はIntel製の第10世代CoreプロセッサIce Lakeが搭載されるようです。
搭載されるCPUは以下
Core i3-1005G1(1.2G~3.4GHz、2コア4スレッド、UHD Graphics)
Core i5-1035G4(1.1G~3.7G/3.3GHz、4コア8スレッド、実行ユニット48基のIris Plus Graphics)
Core i7-1065G7(1.3G~3.9G/3.5GHz、4コア8スレッド、実行ユニット64基のIris Plus Graphics)
メモリやSSDはモデルによって選択できるようになっており、メインメモリはLPDDR4x規格で、モデルによって4GB、8GB、16GBのいずれかを搭載、SSDは128GB、256GB、512GB、1TBのいずれかを搭載する。
画面はタッチ操作と「Surface Pen」はやっぱり別売になってます。
正直、USB-Cポートが増えたくらいで見た目などあまり大きな変更点はない。しかし、第10世代Intel Coreのおかげで、処理速度は格段に上がってる。
ちなみに、Surface Pro 6は第8世代Intel Coreです。
気になるのが、バッテリー駆動時間、Surface Pro 6は最大約13.5時間とされていたが、Surface Pro 7は10.5時間と3時間ほど短くなっている点です。
あと、さらっと、キーボードに新色が登場してます。
先にも乗せていたこれがそう。新色は「バーガンディ」というようです。
Surface Pro Xの特徴
「Surface Pro X」(Xはテンではなくエックス)と呼称されます。
こちらは、なんといっても、プロセッサが米QualcommのSnapdragonベースの新プロセッサ「Microsoft SQ1」しているところ、また、Surface Pro 7と大きく違うのが、LTEモデム内蔵がされているのでSIMカードを指して利用できるわけです。
平たい「Slim Pen」はキーボードカバーの専用のくぼみに収納でき、ここで充電もできるのが特徴でしょうね。
Intelチップを利用せず、ARMベースにチャレンジしたのがSurface Pro Xということでしょうね。
本体カラーはマットブラックのみというのも特徴でしょうかね。
画面サイズもアスペクト比3:2の13型PixelSenseディスプレイ(2880×1920ピクセル)で、Surface Pro 7よりも少し大きく、解像度も向上している。
Surface Pro Xの注意点
SSDが脱着可能となっているが、ユーザーによる脱着は不可能のようで、メーカーサポートによる交換になるとのこと。
なぜARMベースなのか
Surface Pro XはこれまでIntel製のチップを使われてきたが、マイクロソフトとしても、Intelの圧倒的な支配力から抜け出そうと考えているのかもしれません。
Surface Laptop 3の15インチもAMD製プロセッサだったりするしね。
ARMのプロセッサー上で動くWindowsマシンというのが、定着すれば、スマホやタブレットの分野にどんどん投入してくるのではないだろうか。
現状、タブレットやスマホはAppleのiOSかGoogleのAndroidが主流。Windowsスマホやタブレットも存在するがシェアを伸ばせないままとなっている。
どっちがいいと思う
Surface Pro XとSurface Pro 7さてどっちがいいだろうか・・・
本体サイズはSurface Pro Xのほうが若干小さいが、画面は13インチとSurface Pro 7の12.3インチより広いし解像度も高い。
Surface Pro XはSIMカードが利用できるという点でネットがない環境でも携帯電波が届く場所であれば、ネットに接続できる。ただ、別途SIMの契約は必要になるが・・・
外部端子はSurface Pro 7のほうが多いので、接続するものが多い人にはこちらのほうが便利なのかもしれない。
とまぁ中々どちらがいいとも言い難い。
なにより、Surface Pro XはARMベースの「SQ1」というのがどれほどのスペックなのかわからないのでIntel製のi5やi7と比べてどの程度の差があるのか知りたいと思うところです。
マイクロソフトとしても同時に発表している以上、プロセッサによる差は日常使いではわからない程度の物は出してきてると思いたい。
結論
自分がいいと思ったほうを買え!!