RTX5060シリーズ搭載のゲーミングPCが各BTOメーカーからお安く登場し始めました。
まぁここでは紹介しませんが・・・
ゲーミングPCといえば、ミドルタワーやフルタワー型といった大きなデスクトップというイメージがあります。
ほかにも、ピカピカ光るとかね
ゲーミングノートがあるやないかいという突っ込みは置いておいて、
「どうして、デカいの?」という疑問がありますが、高性能なCPUを冷やすためには、大型のCPUクーラーが必要になります。
でないと、熱でパフォーマンスが下がりますからね、最悪、熱暴走で落ちる・・・・
GPUも高性能となれば、冷却ユニットが大型していまう。
そのため、必然的にPCケースが大きくなってしまいます。
最近は、小型のゲーミングPCも存在はします。
今回はそのメリットとデメリットを紹介したいと思います。
小型ゲーミングPCのメリット
小型ゲーミングPCのメリットは一番に上がるのが、「デスク上や狭い部屋でも設置しやすい」ってこと
それ以外に理由いるか?
小型だと部屋に圧迫感がなくなるとか、静かとかですかね。
ここはデメリットにもなる話なんですが、排熱の関係からCPUはミドルクラスかそれ以下でGPUもエントリークラスという組み合わせであったり、CPU内蔵のGPU機能のみということもある。
カジュアルゲームしかしない場合にこれでも問題ないのですがね・・・
小型ゲーミングPCのデメリット
正直、デメリットの方が多い気がする。
まず、先にも書いたが、ミドルスペックかそれ以下のモデルが多い。
ハイスペックもないわけではないがかなり限られる。(後述)
ケースが小さいことにより、拡張スロットやストレージベイの数が限られているので、拡張性が乏しい。
拡張できないわけではないが、サイズや消費電力を考慮しなければならず、選べるパーツが限定されるのは確かです。
また、小さなケースにパーツを詰め込む形になるので熱が籠りやすく。長時間の使用でパフォーマンス低下が起こることもある。
要は熱管理が大変です。
ケースのサイズにより、マザーも、Mini-ITXやMicro-ATXとなる。そうなるとPCI Expressの拡張スロットが1つしなない場合が多いので、キャプチャーボードとGPUやサウンドカードなど複数詰めることはできない。
まぁこのあたりは、USBタイプの外付けで解決することも可能ですが、メモリースロットが2つしかない場合は、拡張したい場合、大容量のメモリを2枚差し替えとなるので、すでに使っていたメモリが無駄になったりする。
最近だと4枚刺せるMini-ITXもでているので、そのあたりは購入時にチェックするといいかもしれない。
小型ゲーミングPCにはデメリットしかない?
パーツが制限されて、熱もこもりやすく、ハイスペックは望めないとなるとヘビーPCゲーマーにはデメリットしかないように思うが必ずしもそうではない。
はい。皆さんおなじみのBTOメーカーのサイコム
ミドルクラス以上のCPUとGPUを搭載した小型ゲーミングPCを多く販売している。
ゲーミングPCの「G-Masterシリーズ」でもデュアル水冷の「Hydro」、空冷の「Spear」、コスパ重視の「Velox」がある。ほか、高品質&保証充実モデルの「Premium Lineシリーズ」や、プロフェッショナル向けの「Leptonシリーズ」など、多くのシリーズで小型モデルを用意されている。
なぜ小型でもハイスペック化できるか
ミドルクラスまでが主流の小型ゲーミングPCですが、なぜハイスペック化できるかというと、昨今のCPUは電力効率が上がっており、消費電力がが少なくなり、さらに、発熱も小さくなっていることが大きな要因です。
また、GPUもNVIDIAが定義したSFF(スモールファームファクター)に準拠した薄いGPUも出てきている。これらを組み合わせると、小さなPCケースにも収まるようになるわけです。
とはいえ、4K高解像度、最高画質でゲームをプレイするとなれば、やはり、タワー型になってしまうけども・・・
まとめ
まとめると、小型ゲーミングPCは設置場所がない。カジュアルゲームまたは、高画質を求めないのであれば、オススメできる。拡張(ストレージ・メモリ追加など)を考えない場合もオススメできるが、高画質や10GbpsのLANカードやサウンドカードなどPCI Expressの拡張を考えている場合には、直にタワー型を選ぶことですね。
もう少し時代が進めば、Mini-ITXやMicro-ATXでもPCI Expressが2つとかになるかもしれないが、まだ先の話です。